ルンデ開館満20年記念例会シリーズ小山実稚恵 ピアノ・リサイタル
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小山実稚恵(こやま・みちえ) バッハ・シリーズ その4 | |
小山実稚恵 プロフィール |
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第7回チャイコフスキー国際コンクール第3位。第11回ショパン国際ピアノ・コンクール第4位。1986年第12回ショパン協会賞を受賞し、チェコの「ショパン・フェスティヴァル」に招待される。90年モスクワ音楽院大ホールにてリサイタル。91年ロイヤル・フェスティヴァルホールでのロイヤル・フィルとの協演でロンドン・デビュー。94年にはモスクワで「第10回チャイコフスキー国際コンクール」の審査員をつとめる。同年「飛騨古川音楽奨励賞」受賞。
オーケストラとの協演も意欲的に取り組み、古典から近・現代に至る40曲以上の幅広いレパートリーを持つ。日本のオーケストラの海外ツアーにソリストとして同行することもしばしばで、1998年11月にはシャルル・デュトワ指揮のNHK交響楽団との中国公演を行った。 海外オーケストラとの協演も多く、これまでに、ロイヤル・フィル、BBC響、セント・マーティン・アカデミー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団、ロッテルダム・フィル、ベルリン響、モントリオール響、モスクワ放響、ロシア・ナショナル響、ワルシャワ・フィル等が挙げられる。 室内楽の分野でも、マリア=ジョアン・ピリスとの連弾ピアノ、ヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイとのデュオ等、積極的に取り組んでいる。 レコーディングに関しては、ソニー・ミュージック・エンタテイメントと専属契約を結び、これまでに15枚のディスクをリリース。最新盤は、1998年10月の「ベルク、リストのソナタ他」。 |
J. S. バッハ没後250年に因むルンデの会例会特別企画『小山実稚恵 バッハ・シリーズ 全四回』は1999年秋にスタートし、今回で完結します。
日本を代表するピアニストとして、確固たる地位を築き上げてきた彼女が、満を持して発表したシリーズ……それだけに彼女の「じっくり聴いて欲しい」という希望を、こちらもじっくり受け止めた来た期待のシリーズでした。 シリーズ第1回(1999年10月)の「バッハ名曲集」で、むしろ遅すぎるルンデ初登場を飾ったあと、第2回(2000年4月)の「平均律第1巻」では、一般の慣行を破って、彼女自身の発想による曲順の再編成を行い、この偉大な作品に新しい光を当て、聴衆の絶大な支持を得ることに成功しました。さらに第3回(2000年10月)の「平均律第2巻」では、全体を曲の性格により8曲づつのグループに分類再編成し、恰も三幕ものの戯曲のように演出して見せたのです。因みにこのコンサートの所要時間は3時間を超えました! そして注目の最終回は「ゴールドベルク」。過去のルンデの例会では、チェンバロで小林道夫の10年通演(1986年〜95年)を筆頭に、ピエール・アンタイ、橋本英二、渡邊順生、光井安子、ピアノではタチアナ・ニコライエワ、高橋悠治、三宅榛名、シュテファン・ヴラダー等々、錚々たるアーティストたちが名演を聴かせてきました。 小山実稚恵がどんなゴールドベルクを聴かせるか? わくわくする想いです。 小山実稚恵 全シリーズ・スケジュール 第1回:1999年10月24日(日)15時 『バッハ・プログラム』 第2回:2000年 4月 9日(日)15時 『平均律第一巻 全曲』 第3回:2000年10月 8日(日)15時 『平均律第二巻 全曲』 第4回:2001年 4月15日(日)15時 『ゴールドベルク変奏曲』 |