小山実稚恵 ピアノ・リサイタル
KOYAMA MICHIE  Piano Recital

『スクリャービンとラフマニノフ』

 スクリャービンの音楽は、“夜の音楽”といった感じがします
 ……日常を離れたところで感じる「幻想」的な印象……
 そういう部分を感じとって演奏したいと思っています。
《小山実稚恵》

小山
photo: Hideki Otsuka
《ルンデの会例会 「スクリャービンとラフマニノフ」シリーズ》
【会場】 スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16-7)
【参加会費:1〜3回】一般 \4,500、ペア \8,000、学生 \2,000
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
 ◎シリーズ: その1  その2  その3  その4   Profile 

《ルンデの会2月例会》
2003年2月2日(日)15:00
(開場 14:30)

スクリャービン:三つの小品 Op.2
第1曲 練習曲、第2曲 前奏曲、第3曲 マズルカ形式の即興曲
スクリャービン:ソナタ 第2番「幻想ソナタ」 Op.19
スクリャービン:ソナタ 第8番 Op.66
ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10 より

1:ノクターン、2:ワルツ、6:ロマンス、3:バルカローレ
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42

聴衆の反応

《ルンデの会7月例会》
2003年7月5日(土)19:00
(開場 18:30)

ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5
ラフマニノフ:ひなぎく Op.38-3
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 第1・3・6番
ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-5、Op.35-12、Op.23-6、Op.23-5
スクリャービン:ソナタ 第7番 Op.64 「白ミサ」
スクリャービン:ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.6

聴衆の反応

《ルンデの会12月例会》
2003年12月6日(土)19:00
(開場 18:30)

※プログラム変更!(11月27日)
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
スクリャービン:練習曲 ホ長調  Op.8-5
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
スクリャービン:ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 Op.30
スクリャービン:ソナタ 第3番 嬰ヘ短調 Op.23
ラフマニノフ:ソナタ 第1番 ニ短調 Op.28

《ルンデの会3月例会》
2004年3月13日(土)19:00
(開場 18:30)

【参加会費:】一般 \5,000、ペア \9,000、学生 \2,000
※プログラム一部変更(3月9日)
ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3 より 第3曲 メロディー、第1曲 エレジー
ラフマニノフ:ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36(1913年版)
スクリャービン:二つの詩曲 Op.69 より 第1曲 アレグレット
スクリャービン:詩曲「焔に向かって」 Op.72
スクリャービン:ソナタ 第5番 Op.53
スクリャービン:ソナタ 第10番 Op.70


 

ピアニスト 小山実稚恵

 1982年チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門第3位、1985年ショパン国際ピアノコンクール第4位と、二大国際コンクールに初めて入賞し、その後も人気・実力ともに日本を代表するピアニストとして目覚しい活躍を続けている。
実稚恵 オーケストラとの協演では、古典から近現代にわたる約50曲の幅広いレパートリーを持っ。海外オーケストラとの協演も多く、これまでに、ロイヤル・フィル、BBC響、セント・マーティン・アカデミー管、イギリス室内管、ロッテルダム・フィル、ベルリン響、モントリオール響、モスクワ放響、サンクトペテルブルク響、ロシア・ナショナル響、ワルシャワ・フィル、ベルリン・フィル・ヴィルトゥオーゾ、オランダ・ハーグ管、ボルティモア響、他があげられる。また、オットマール・スイットナー、ジェイムズ・コンロン、.ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ウォルフガング・サヴァリッシュ、カジミエシュ・コルド、アレクサンドル・ドミトリエフ、ジャン・フルネ、クラウス・ぺ一ター・フロール、サー・ネヴィル・マリナー、ホルスト・シュタイン、シャルル・デュトワ、ウラディーミル・フェドセーエフ、ユーリ・テミルカーノフなど、世界の第一線で活躍する指揮者との共演を重ねている。日本のオーケストラの海外ツアーにもソリストとして度々同行している。
 全国各地でのリサイタルも活発に行う他、サントリーホールでは2年ごとにテーマを決めてリサイタルを開いている。2003年秋には、“変奏曲〜作曲家との音の旅”と題するコンサートを予定。またシリーズ企画にも積極的に取り組み、1999年から2001年にかけてはバッハの作品を、2002年から2004年はスクリャービン、ラフマニノフのソナタ全曲他を全7回、2001年から2005年はブラームスの室内楽を全5回にわたり、それぞれ行っている。
 また近年は室内楽の分野にも意欲的に目を向け、ピアノのマリア・ジョァン・ピリス、ヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイ、チェロのマリオ・ブルネロなどとも共演している。
 1986年第12回ショパン協会賞を受賞し、チェコのショパン・フェスティバルに招待される。1990年モスクワ音楽院大ホールにてリサイタル。1991年ロイヤル・フェスティバルホールにおけるロイヤル・フィルとの協演でロンドン・デビュー。1994年にはモスクワで第10回チャイコフスキー国際コンクールの審査員をつとめる。1994年飛騨古川音楽奨励賞受賞。2002年9月にはテミルカーノフ指揮ボルティモア交響楽団とアメリカ、日本でツアーを行ない好評を博した。
 レコーディングも活発に行い、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、数多くのをCDをリリース。最新版はラフマニノフ:ピアノコンチェルト第3番(モスクワ放送交響楽団、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮)ピアノソナタ第2番を収録。
 東京芸術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏各氏に師事。 


 ルンデの小山実稚恵
◎日本を代表するピアニストとして、確固たる地位を築き上げてきた小山実稚恵が、満を持して発表した自主企画『J. S. バッハ没後250年シリーズ 全四回』は1999年秋10月から2001年4月にかけてルンデの会例会でも大きな反響をを巻き起こしました。
 中でも、第2回(2000年4月)の「平均律第1巻」、第3回(2000年10月)の「平均律第2巻」では、彼女自身の発想による曲順の大胆な再編成を行い、この偉大な作品に全く新しい光を当てることに成功しました。
小山実稚恵 2001年9月は『時空を超えて バッハ〜ラフマニノフを結ぶ 点と線』というタイトルで。バッハからラフマニノフに至る各時代様式の変化を俯瞰する、意欲的なプログラムで、極めつけの「半音階……」や、ラフマニノフの改訂以前の版による「ソナタ第2番」などが並ぶそれは、バッハでルンデにお目見えした小山実稚恵の新たな側面を伺うことができました。

 そして2003年2月から2004年3月にかけては、スクリャービンとラフマニノフのソナタ全曲ほかを取り上げる壮大なプランからの4回のシリーズです。
 なお、2001年9月2003年2月のコンサートについて、聴衆の反応が《コンサート・レビュー・サイト》に収録されています。

 小山実稚恵 ルンデ来演記録
 【バッハ・シリーズ】
第1回:1999年10月24日(日)15時
    『バッハ・プログラム』
第2回:2000年 4月 9日(日)15時
    『平均律第一巻 全曲』
第3回:2000年10月 8日(日)15時
    『平均律第二巻 全曲』
第4回:2001年 4月15日(日)15時
    『ゴールドベルク変奏曲』
時空を超えて バッハ〜ラフマニノフを結ぶ 点と線』:2001年 9月 9日(日)15時

 現在『スクリャービンとラフマニノフ』シリーズを継続中。


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