※膨大な録音作業と本拠地金沢での活動に専念していた鬼才中村攝が、久しぶりにルンデのステージに帰ってきました。１９９９年１２月に取り上げたセザール・キュイのピアノ作品展で紹介出来なかった曲を中心に。
　コンサートに寄せる中村自身のメッセージを：
『５０代〜６０代前半に書いたキュイのピアノ作品を一望する。タイトルは地味だが、当代の名手たちのために書かれた、華麗なコンサート・ピースが並ぶ。しかしそれらは外面的にエネルギーを発散させるようなものではなく、水彩画のような淡い色調を厚く重ねるところに独特の神秘性、ノスタルジーを反映させる。年代を追うごとに、彼がその内面的な世界観を深化させていくさまが、明確に読み取れるであろう。　中村攝　』

Ｃｅｓａｒ　Ｃｕｉ　（１８３５−１９１８）
ヴァルス・カプリス Op.26
二つのポロネーズ Op.30
三つの即興曲 Op.35
五つの作品 Op.52
　　１.　プレリュード、２.　小さなカプリス、３.　インテルメッツォ、
　　４.　エチュード・ファンタジー、５.　マーチ・ユーモレスク
四つの作品 Op.60
　　１.　ポルカ、２.　ノヴェレッテ、３.　マズルカ、４.　ポロネーズ
主題と変奏 Op.61

【参加会費】一般 \4,200、ペア \7,350、学生 \2,100　一部座席予約可（160席中約50席）
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ　　TEL:０５２−２０３−４１８８