中村 攝

Osamu Nakamura(piano)
◎ルンデの会例会で世に知られざる名曲を取りあげて、もう17年! CD制作でも着々と実績を積み重ねている中村攝。彼の本格的なホームページは只今準備中。
 ここではロシア5人組の中でも異色の、セザール・キュイの代表作を弾くコンサート『ルンデの会12月例会』を御紹介します。


中村 攝 ピアノ・リサイタル

セザール・キュイ 名作展

《ルンデの会12月例会》
1999年12月3日(金)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)

攝
《「ロシア五人組」の最後の生き残り、セザール・キュイはこのグループ中最多量の作品を残したが、その価値は殆ど認められることなく今日に至っている。
 彼は「ロシアらしさ」を強調する五人組陣営の過激なスポークスマンとして知られたが、キュイ自身はフランスとリタアニアの混血で、ロシアの血統を持たない矛盾を抱えていた。
 彼はロシアで築城学の権威として知られた軍人で、その作品もどこか城壁を思わせるような重厚な構造美を持っている。それはたのメンバーの如き華々しさはないが、非常に高貴な品性と控え目な優美さをも特徴としている。

 今回の曲目は、50歳前後の壮年期(キュイにたってはまだ前期)の力作を4点並べた。とりわけ“アルジャントーにて Op.40”は、盟友ムソルグスキーの“展覧会の絵”の向こうを張ったかのような印象を与える大作である。   14. Nov. 1999 中村 攝》
 Cesar Cui (1835−1918)
四つの小品 作品22 (1883)
  ポロネーズ、イタリア風バガテル、ノクターン、スケルツォのように

二つの小品 作品29 (1886)  ワルツの小品、陽気なスケルツォ

三つのワルツ (1836)  イ長調、ホ短調、ニ長調

アルジャントーにて 作品40 ― 九つの性格的小品 (1887)
  1. 西洋より、2. 閑暇、3. 気まぐれに、4. 小さな戦争、
  5. セレナーデ、6. 談話、7. マズルカ、8. 礼拝堂にて、9. バラード

【参加会費】一般 \4,200、ペア \7,350、学生 \2,100 一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ  TEL:052−203−4188




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