リュート奏者
佐藤豊彦
Toyohiko Satoh

佐藤豊彦 プロフィール
豊彦 世界のリュート界の第一人者として国際的に活躍している佐藤豊彦は、立教大学在学中に皆川達夫に音楽史を、大沢一仁にギターを、呉泰山に作曲を学んだ。1968年スイスに留学、バーゼルのスコラ・カントルムでオイゲン・ドンボワにリュートを学び、1971年に世界で初めてのバロックリュートによるソロLPを録音してデビュー。1973年にはオランダのハーグ王立音楽院教授に就任、現在までに世界各国で活躍する多くのリュート奏者を養成してきた。
 同時にブリュッヘン、レオンハルト、コープマン、クイケン兄弟などとも共演、ケース・オッテンをリーダーとする古楽器アンサンブル「シンタグマ・ムジクム」のメンバーとして15年間、ワルター・ファン・ハウヴェ、ケース・ブッケと結成した「リトル・コンソート」でも10年間活動した。
 1980年のオランダの生んだ最高のソプラノ、エリー・アメリンクとのLPはオランダでエジソン賞を、ソロでも同年に文化庁芸術祭優秀賞を、さらに83年にはレコード・アカデミー賞を受賞。その間82年にはニューヨークのカーネギーホールにデビューし、ニューヨーク・タイムズに写真入で絶賛を博す。翌83年のオランダ・フェスティヴァルには作曲家としてデビュー。同時に自ら主宰するグループ「アルバ・ムジカ・きょう」を結成、その活動は今日まで続いている。
 数多くのソロCDをはじめ「バロックリュート教則本」、「リュート現代曲カタログ」や自作品の出版物もあり、世界各地でコンサートやマスタークラスを行っている。
 ルンデへの来演は1982年以来20回に迫る頻度。下欄参照。
佐藤豊彦 ルンデの会例会 来演記録
1982/ 5. 8『現代に甦える中世の響き』  アムステルダム・シンタグマ・ムジクム
1982/ 5. 9『古楽器の魅力』(朝のコンサート)  【共演】ケース・オッテン(Rec.)
1984/ 9.16『即興の芸術〜リトル・コンソート』  佐藤豊彦とリトル・コンソート・アムステルダム
1985/11.12『佐藤豊彦 〜 J. S. バッハ:リュート・ソロの夕べ』  ※小林道夫《BACH SERIES》第9回
1989/11. 9 『リトル・コンソート・アムステルダム 〜 イギリスとイタリーの音楽』 佐藤豊彦(Lute、Theorbo)、
 ケース・ブッケ(Gamba、Recorder)、ワルター・ファン・ハウヴェ(Recorde、Traverso)、
 ルシアン・ミウセン(Mez. Sop)
1992/ 2.27『佐藤豊彦と《アルバ・ムジカ・きょう》』佐藤豊彦(Lute)、山田千代美(Sop)
 大竹尚之(Recorder etc. )、福沢宏(Gamba etc. )、北里孝治(Recorder etc. )
1992/11. 6『リトル・コンソート・アムステルダム』 佐藤豊彦(Lute)、
 ワルター・ファン・ハウヴェ(Rec.)、ケース・ブッケ(Gamba)、ルシアン・ミウセン(M. Sop)
1993/11.22『佐藤豊彦 〜 リュートに寄せて』
1994/11.15『佐藤豊彦 〜 リュート音楽250年の歴史』
1995/10.19『佐藤豊彦 〜 ドイツのバロック・リュート音楽』
1996/11. 8『17世紀イタリア、フランスのリュ-トとテオルボのための音楽』 佐藤豊彦(Lute、Theorbo)
1997/ 9. 8『佐藤豊彦 〜 リュート・リサイタル 〜 リュート製作家ホフマン一族をめぐる音楽』
1998/12.14『シュークスピアの時代のリュート音楽』 佐藤豊彦(Lute)
1999/12.18 『佐藤豊彦 〜 リュート・リサイタル 〜“バッハとヴァイス”』
2000/11.18『佐藤豊彦 〜 バロックリュート・リサイタル “続・バッハとヴァイス没後250年記念”』
2002/ 3. 6『佐藤豊彦 〜 バロックリュート・リサイタル “フランス様式によるリュート音楽”』
2003/ 1. 26『佐藤豊彦 〜 “ふしぎな楽器テオルボ(キタローネ)のための音楽”』
2005/ 1. 16『佐藤豊彦 〜 “華麗なる様式 −ヴァイヒェンベルガーの音楽−”』
2006/ 2. 19『佐藤豊彦 〜 “フランス式バロックリュート音楽の流れ”』

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