Q & A

●5:『相続税について』
【質問】
 相続時精算課税制度とは?

【回答】
 暦年課税の贈与税の基礎控除額は110万円ですが、相続時精算課税制度の特別控除額は2,500万円で、この金額を超えた部分に対して一律20%の税率で贈与税がかかります。
 また、住宅取得等のための資金でこの制度を選択した場合は、特別控除額はさらに1,000万円上乗せされて3,500万円となります。特別控除額の金額まで贈与税はかかりませんが、相続の際にそれまでに贈与を受けた財産の贈与時の価額で合算して相続税を計算します。また、この制度の適用を選択すると、相続時まで適用が継続されますので、選択にあたっては、相続税のことも考慮して慎重な判断が必要です。