【三重県立美術館】
戦後70年記念
20世紀日本美術再見 1940年代
従来の日本近代美術史では、1945年の敗戦を境に「戦前」と「戦後」を分断し、このふたつの隔てられた存在はそれぞれ異なる展開を見せた時代として位置づけられてきた。しかし、造形表現を丹念に見てゆけば、たとえ社会状況が180度転回したと思われているこの時期においても、美術家たちの表現が途切れることはなく、ひとつの時間軸の中に確実に存在し、活動が続けられてきたことが理解される。
ここでは、1940年代に制作された絵画、彫刻、工芸、写真、建築など各分野の作品と資料とを通じ、戦争の大きな影響を受けて揺れ動いた年代の日本美術の諸相と特質を検証する。
【同展案内文等による】 

小石清「舞踏・インフレーション」
(写真集『半世界』より 1940 国立国際美術館蔵)

富本憲吉「色絵更紗模様六角捻徳利」
(1949 京都国立近代美術館蔵)

【会  場】 三重県立美術館 ◎津市大谷町11  ☎ 059-227-2100
【期  間】 2015年7月11日(土)〜9月27日(日)
【入館時間】 午前9時30分から午後4時30分まで(閉館午後5時)
【休館日】 月曜日 ※祝日の場合は翌日
【観覧料金】 一般 1,000 (800) 円、学生 800 (600) 円、高校生以下 無料
 ★括弧内は前売り及び20名以上の団体。
【ギャラリートーク】 於:企画展示室 参加無料、申込不要 担当:館学芸員
●7月18日(土)/8月15日(土)/9月19日(土)
 いずれも 午後2時より 約30分間