素朴な心情として、生きとし生けるものへの慈愛の心、生命への畏敬の心 ―― そんな杉本健吉の心を描いた「ほとけ」の作品の数々を紹介。健吉作品の「ほとけ」は、あるものは真摯に、あるものは楽しく明るく、本来は悪者であるはずの鬼さえもユーモアたっぷりに描かれている。また「ほとけ」にあわせて、「散華」やそれを撒く「飛天」をモチーフにした作品も紹介する。