フィッシャー=ディスカウの正統を継ぐと期待される

ディートリヒ・ヘンシェル『冬の旅』を歌う
DIETRICH HENSCHEL  Baritone Recital

henschel
《ルンデの会11月例会》
2001年11月6日(火)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)


シューベルト:歌曲集『冬の旅』 Op.89/D.911 全24曲
おやすみ   風見の旗   凍った涙   かじかみ   
菩提樹   あふれる涙   川の上で   追 想  
鬼 火   休 息   春の夢   孤 独 
郵便馬車   霜ふる頭   カラス   最後の希望
  村にて   嵐の朝   まぼろし   道しるべ
   宿 屋   勇 気   幻の太陽   辻音楽師


【共演】岡原慎也 (piano)

※ご注意ください! このコンサートは休憩無しで行われます。
開演後は途中入退場出来ません。

【参加会費】一般 \6,000、ペア \11,000、学生 \2,500
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
ディートリヒ・ヘンシェル プロフィール
henschel   1967年ベルリンの生まれ。ミュンヘンでハンノ・ブラシュケに、ベルリンでディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに師事。 1990年ウィーンの国際フーゴー・ヴォルフ・コンクールで優勝し、一躍ヨーロッパの注目を集めた。93年から2年間キールのオペラハウスのメンバーとなり「魔笛」「フィガロの結婚」「セビーリャの理髪師」「ペレアスとメリザンド」「こうもり」「オルフェオとエウデリーチェ」などの主役を歌う。96年からは、ベルリン・ドイツ・オペラ、ボンのオペラハウス、リヨン歌劇場に定期的に出演した。
 97年、ベルリンとリヨンで上演されたオペラでの大成功がきっかけで、ヨーロッパ中の劇場から数多くの引き合いが相次ぎ、パリのシャトレ座、バスティーユ・オペラ、ジェノヴァ歌劇場、アムステルダム歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ロサンゼルス・オペラなどとの契約が結ばれた。
 コンサート活動としては、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、リリング、アーノンクール、ベリオ、ナガノ、ティーレマンの指揮のもと、ウィーン・フィル、ウィーン交響楽団、ベルリン・フィル、スイス・ロマンド管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ドイツの放送協会に所属する全てのオーケストラ、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ロンドン交響楽団との共演している。
またリートの活動では、アーウィン・ゲージ、ヘルムート・ドイチュ、フリッツ・シュヴィングハマー、レナード・ホカンソン、岡原慎也といった伴奏者と共に、数多くのリサイタルを行った。
 大歌手ディートリヒ・フィッシャーディスカウの正統を継ぐバリトンとして、楽界の期待を一身に集めている
 主な録音には、ヘンデルのメサイア、カルミナ・ブラーナ(オルフ)、ドイツ・レクイエム(ブラームス)、四季(ハイドン)、クリスマス・オラトリオ(バッハ)、美しき水車小屋の娘(シューベルト)ファウスト博士(ブゾーニ)などがあり、今後の予定としてはアーノンクールの指揮でマタイ受難曲(バッハ)、ケント・ナガノの指揮でマーラーの歌曲を、アーウィン・ゲージの伴奏で冬の旅(シューベルト)をレコーディングする予定である。
共演ピアニスト:岡原慎也 プロフィール
岡原 全日本学生音楽コンクール第1位。ピアノを末永博子、原田吉雄、井口秋子、小林仁、クラウス・シルデに、リート解釈を原田茂生に師事した。
 東京芸術大学を経て、1978年渡独しベルリン芸術大学、ミュンヘン音楽大学マスタークラスにて研鑽を積む。92年帰国、リサイタルの他、著名演奏家との共演も多く、協奏曲、室内楽、伴奏など幅広く活動。
 リサイタルではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲を制覇し好評を博す。 またドイツ歌曲の伴奏者としても精力的に活動しており、94年にはヘルマン・プライ、95年にはテオ・アダムと共演、96年からディートリヒ・ヘンシェルの伴奏を務める。
 97年、ウィーンにてソロデビユー、2000年にはチェコの音楽祭にも招待された。
 またCDでは原田茂生、畑儀文の伴奏として、シューベルト「美しき水車小屋の娘」を、98年ディートリヒ・ヘンシェルとのシューベルト「冬の旅」及びR. シュトラウス歌曲集「万霊節」を、さらにソロCD「SHINYA OKAHARA PLAYS SCHUBERT」もリリースしている。
 京都音楽賞(1993年)、大阪文化祭賞本賞(196年)受賞。


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