バロック・ブラス・オブ・ロンドン

BAROQUE BRASS OF LONDON
london

2001年10月2日(火)19時
名古屋市守山文化小劇場

J. S .バッハ〜ヴィルトゥオーゾたち
 カンタータ第207番「響け晴れやかなラッパよ」より第1曲行進曲
 カンタータ第69番「わが魂よ、主を讃えよ」 より コラール "Es Danke, Gott und LobeDich"
 管弦楽組曲第3番二長調 BWV1068 より「ガボット I &II」
 クリスマス・オラトリオ BWV248 より 第1部 最終コラール
 【オルガン・ソロ】
 J. S. バッハ:変奏付のサラバンド ハ長調 BWV990
 カール・ビーバー〜ザルツブルクの栄華
ソナタ
 【オルガン・ソロ】
 J.スタンリー:ヴォランタリーハ長調
 G. Ph. ヘンデル〜ヴォクソール・ガーデンズのための音楽
 サージェント編ヘンデル作品集〈「ヴォクソール・ガーデンズ・バンド」のための小品集〉
 J. シュメルツァー〜ウィーンのハプスブルク帝の宮廷から
 7声のソナタ
 4声のソナタ
 アリア付のソナタ
 【オルガン・ソロ】
 J. K. ケルル:カンツォーナ
 カッコーのカプリッチョ
 G. Ph. テレマン〜ドイツの鬼才
 3本のクラリーノのための協奏曲
 【オルガン・ソロ】
 作曲者不詳:5声のバターラ
 H. ビーバー〜カペルマイスターの威光
 ソナタ「聖ポリカルピ」

【全自由席】4,500
【マネージメント、予約、お問合わせ】ルンデ TEL:052−203−4188
オリジナル楽器でバロック・ブラスの醍醐味を 諸石幸生
 2年前にようやく初来日したバロック・ブラス・オブ・ロンドンは、金管楽器の国イギリスの伝統と英知とを結晶にした、名門中の名門アンサンブルである。
 かつてフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで活躍したこともあるトランペットの名手マイケル・レアードが音楽監督を務めているが、バロック時代に大輪の花を咲かせたブラス・ミュージックをオリジナル楽器で再現、「これがブラスか!?」と信じられないような体験に誘う、ほとんど唯一無二の古楽器ブラス・アンサンブルである。
 その魅力は、繊細で香り高く、時に優雅ですらある。ブラスはとにかく勇壮で輝かしいといったイメージが先行しがちである。確かにそれは間違いではないが、彼らが聴かせてくれる本物のバロック・ブラスは弦楽や声楽にも似てしなやかで、夢のような美しさにあふれており、マジックにも似た「音楽」に浸らせてくれる。それはまさにブラス再発見の旅であり、ブラス革命といっても決して過言ではない新しい経験を約束する。
 ブラス・ファンにはもちろんだが、音楽愛好者すべてが足を運び、ブラスに対するイメージを振り出しに戻すとともに、バロック音楽の豊かさをもう一度原点から味わって欲しいと願いたくなる待望のコンサートである。
バロック・ブラス・オブ・ロンドン
 1982年、マイケル・レアード(トランペット)とロバート・ハウス(ティンパニ奏者・作曲家・指揮者)によって創立された。背景には優れた古楽器オーケストラの相次ぐ誕生があり、オーケストラ活動に飽き足らない有志が集結。16世紀から18世紀のブラス用音楽を当時の楽器から精確に復元されたコピーによって演奏する。
 ヨーク古楽音楽祭、フランドル音楽祭、マカオ東南アジア音楽祭などにも参加。1999年の初来日では、豪華かつ繊細な響きを披露し“ブラス革命”とまでの絶賛を浴びた。

●トランペット:
 マイケル・レアード(音楽監督〉
 クリスピアン・スティール=パーキンズ
BBL デイヴィッド・スターフ
 マイケル・ハリソン
 ニール・ブラウ

●トロンボーン:
 サイモン・ガントン
 トム・リーズ
 パトリック・ジャックマン

●ティンパニ/打楽器:
 ロバート・ハウズ(音楽監督〉
諸岡
●オルガン:
 諸岡亮子


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