高関 健 指揮
《ブラームス:ドイツ・レクイエム》

オーケストラ・アンサンブル金沢
第15回名古屋定期公演

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【日時】2001年2月25日(日) 開演14:30(開場13:45)
【会場】愛知県芸術劇場コンサートホール
【指揮】高関 健
【独唱】豊田喜代美(sop)、小松英典(bar)
【合唱】合唱団ノースエコー、名古屋混声合唱団
【主催】朝日新聞社、〔財)石川県音楽文化振興事業団
【企画・制作】スタジオ・ルンデ  【後援】愛知県合唱連盟
 ※文化庁。日本芸術文化振興会 舞台芸術振興事業
【全指定席】S:\5,000/A:\4,000/B:¥3,000/学生(当日指定):¥2,000

【お問合わせ・マネージメント】ルンデ TEL:052−203−4188
【プログラム】
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
【出演者のプロフィール】
高関 健 (Ken Takaseki, conductor)

高関  東京出身、1978年、桐明学園大学で森正、小澤征爾、秋山和慶に師事、1977年にカラヤン・コンクール・イン・ジャパンに優勝し、ベルリンヘ留学。ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーに留学し、その後、1985年までカラヤンのアシスタントを務めた。
 1981年には、タングルウッド音楽祭で、バーンスタイン、小澤征爾に指導を受けた。また、同年、ベルゲン・フィルを指揮してデビューした。1983年にニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール第二位。1984年には、ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクールに優勝した。翌1985年に日本フィルを指揮して日本でのデビューを果たした。1991年には、NHK交響楽団の定期公演に登場し、高い評価を受けた。
 また、1993年に群馬交響楽団の音楽監督に就任、1994年には“プラハの春”音楽祭、“ウィーン・フェストヴォッヘン”等を含む群馬交響楽団のヨーロッパ公演を成功に導いた。
 群馬交響楽団の他、新日本フィルハーモニー交響楽団指揮者、大阪センチュリー交響楽団常任指揮者、海外では、ウィーン交響楽団、オスロ・フィル、ベルゲン・フィル、デンマーク国立放送交響楽団、クランクフォーラム・ウィーン等を指揮している。また、パールマン、パウク、シュタルケル等のソリストとも共演している。
 1996年には渡邊暁雄音楽基金音楽賞を授与された。
豊田喜代美 (Kiyomi Toyoda, soprano)

豊田  桐明学園大卒業、ドイツのケルン音大に留学。ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」(若杉弘指揮、佐藤信演出)のメリザンドでデビューし一躍注目を集める。
 1983年ジロー・オペラ賞受賞。1984年には「ホフマン物語」(小澤征爾指揮、鈴木敬介演出)で大好評を博し、同年に第16回サントリー音楽賞を受賞した。以後、「コシ・ファン・トゥッテ」(フィオルディリージ)、にうもり」(ロザリンデ)、「ヴォツェック」(マリー)等、オペラで幅広い活躍を続けている。
 コンサートの分野でも活躍が著しく、宗教曲から近現代に至るまで幅広いレパートリーを誇る。1990年からはリサイタル・シリーズを開始、カザルスホール、サントリーホール等で、様々なレパートリーを披露している。 1995年には一柳慧のモノオペラ「火の遺言」を全国五カ所で公演し、意欲的な試みとして高く評価された。また、同年に発売されたCD「無伴奏による日本の唱歌」は好評で、ロングセラーを続けている。詩人大岡信と共に歌と朗読による「万葉集」公演も好評で、日本の響きを追求している。
 1998年には、高関健指揮群馬交響楽団の定期公演に出演、プッチーニのトスカを歌い新しいトスカ像を描き出したと言われた。また、JTホールでは、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を取り上げるなど、活動の幅を広げている。  
小松英典 (Hidenori Komatsu, bariton)

小松  1975年、ハンブルクでアーノルド・ヴァン・ミルに師事、翌年リューベックの国立音大に入学、ルネ・コロ等に師事。
 1980年に同音大を卒業。1982年にハンブルクを中心にブラームスの「美しきマゲローネのロマンス」によるリサイタルを行いリート歌手として高い評価を受ける。1983年にはドイツ各地でシューベルトの「冬の旅」を歌い、ベルリンでは、フィッシャー=ディースカウと共演した。1990年にR. シュトラウスの「サロメ」(ヨカナーン)、翌年にプッチーニの「マノン・レスコー」(レスコー)、1993年にベルリオーズの「ファウストの劫罰」(メフィストフェレス)、バッハの「マタイ」(イエス)等、小澤征爾との共演も多い。 また、ザルツブルク音楽祭等、ヨーロッパの主要なフェスティバルに参加、ハンブルク等の主要なドイツの歌劇場にも出演している。
 日本でも1992年に「小松英典マーラーを歌う」1994年にはエディット・マテイスとのデュオ・リサイタル「シューマンの夕べ」を開催し、評価を決定付けた。
 海外でのレコーディング活動も目覚ましく、シノーポリ指揮によるプッチーニの「蝶々夫人」(フレーニ、カレーラスらと共演)、モル、ファスベンダー等との「世界の歌」、その他、マーラーの「子供の不思議な角笛」、ヴァイルの「七つの大罪」などもある。
オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
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 日本初のプロフェッショナル室内管弦楽団として、世界レヴェルで活動を続けるオーケストラ・アンサンブル金沢は、すでに8年14回にわたっての名古屋定期公演を続けている。

合唱 合唱団ノース・エコー/名古屋混声合唱団

 この両団は2000年1月にオーケストラ・アンサンブル金沢第13回名古屋定期公演で初ジョイント共演し(モーツァルト:レクイエム/若杉弘指揮)、大好評を博した。そして、同年秋の全日本合唱コンクール(朝日新聞社主催)では、中部大会において両団が揃って金賞を受賞し、全国大会に出場した。
合唱団ノース・エコー
合唱団ノース・エコー(合唱指揮:長谷順二)

 1984年創団。自主コンサート“コーラス・コレクション”を軸に名古屋を中心に活動している。また、全日本合唱コンクールには創団年より毎年出場し、近年では94、96、97、2000年と中部支部大会において金賞を受賞、全国大会へ出場している。
 これまでに9回の“コーラス・コレクション”の他、名古屋フィルハーモニー「第九」公演などに出演している。1999年に創団15周年を記念し、日本を代表する合唱団のひとつ「合唱団京都エコー」とのジョイント・コンサートを名古屋で開催、好評を博した。近年は特に北欧の現代作品を積極的に取り上げ、オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団/東京混声合唱団専任指揮者である大谷研二氏を客演指揮に招き演奏するなど、いずれも高い評価を得ている。
0名古屋混声合唱団
名古屋混声合唱団(合唱指揮:高須道夫)

 1993年創団。優れた国内外の現代作品を演奏することを主な活動方針とし、特に日本人の作品についてはそ、他があまり取り上げない作品(難曲であることが多い)を積極的にレパートリーとして取り上げ、これまでに5回の演奏会などで演奏、好評を博している。1996年には、電気文化会館ザ・コンサートホールにて、同会館10周年記念行事のひとつとして出演し、故 武満 徹ほかの作品を取り上げた。
 1998年より全日本合唱コンクールに出場し、翌99年に中部支部大会にて金賞を受賞し、全国大会へ初出場、続いて2000年も全国大会への出場を果たしている。
 2000年12月に第6回目の演奏会を開催。

 ●「オーケストラ・アンサンブル金沢 名古屋友の会」の会員も募集しています。

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