岩城宏之〜バンベルク交響楽団合唱団 |
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【日時】2001年9月24日(月・祝) 開演14:00(開場13:15)
【会場】愛知県芸術劇場コンサートホール 【指揮】岩城宏之 【独唱】ヤーナ・ハヴラノヴァ(sop)/アンドレア・ベーカー(alt)/ クライス・シュナイダー(ten)/ルドミル・クンチュウ(bar) 【合唱】バンベルク交響楽団合唱団 【オルガン】小林英之(J. S. バッハ) 【主催】朝日新聞社、〔財)石川県音楽文化振興事業団 【企画・制作】スタジオ・ルンデ 【後援】レンゴー株式会社 ※文化庁芸術創造特別支援 【全指定席】S:\7,000/A:\5,500/B:¥4,000/学生(当日指定):¥3,000 好評前売り中 ルンデへお電話ください、チケット郵送サービスを行います。もちろん良い席を選んでいただけます。TEL 052-203-4188(毎日10時〜18時受付) 【お問合わせ・マネージメント】ルンデ TEL:052−203−4188 |
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【プログラム】
J. S. バッハ(外山雄三編):トッカータとフーガ ニ短調 ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調「合唱付き」 Op.125 |
【コンサートに寄せる】オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督:岩城宏之 | |
この秋名古屋でお贈りする「第九」は、ドイツのバンベルク交響楽団合唱団の初来日、そして我々オーケストラ・アンサンブル金沢(以下OEK)にとっては記念すべきコンサートとも言えます。
OEKは設立13年目となる今秋9月、石川県立音楽堂のオープンとともに、いよいよフランチャイズホールを持ちます。日本のオーケストラのほとんどが練習と本番の会場が違う状況の中で、我々OEKは練習も本番も同じホール、同じ響きの中で行うことができる、オーケストラにとっては理想的な環境を得ます。オーケストラにとって、そして地元ファンにとってもまさに待望のホールが完成するわけですが、そのホールのオープニング記念に選曲したのが、「ベートーヴェン/第九」なのです。記念すべきこの瞬間に何を演奏すべきかと考えたとき、やはり「第九」こそがふさわしいと感じました。日本では「年末の第九」が恒例行事のように開催されていますが、我々にとっては新たなスタート、そして記念の思いも込めて、9月にあえて「第九」をお贈りします。 そして今回初来日となるバンベルク交響楽団合唱団は約40名からなり、音楽監督ロルフ・ベック氏のもとで15年かけて創り上げられた、定評あるすばらしい合唱団です。メンバーはドイツ各地から集められた実力ある歌い手たちで、今やドイツ有数の合唱団として高く評価されています。かつて私も専任指捧者をつとめたバンベルク交響楽団の合唱団でもありますから、共演がとても楽しみです。 大編成、大人数の「第九」というものに聴き慣れている方にとっては何か物足りなさを感じるかもしれません、しかし、合唱団の規模もオーケストラも、本来のべ一トーヴェンの時代のオリジナルに近い形で、べ一トーヴェン音楽の頂点とも言える「第九」の粋に迫ります。ご期待ください。 |
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【出演者のプロフィール】 | |
岩城宏之 (Conductor)
1956年N響臨時演奏会でデビュー。63年N響の指揮者に就任。87年中島健蔵音楽賞、88年サントリー音楽賞、96年紫綬褒章、オーストラリア名誉オフィサー勲章ほか、各賞を受賞。 アンサンブル金沢音楽監督、N響終身正指揮者、メルボルン響終身桂冠指揮者、札幌響終身桂冠指揮者、京都市交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督。 |
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ヤーナ・ハヴラノヴァ (Soprano)
スロヴァキア出身。1995年プラハ国民劇場専属歌手となり「カーチャ・カヴァノヴァ」「魔笛」などを歌い、歌劇場の看板プリマとして人気を一身に集める。ドヴォルザーク国際コンクール優勝。ブドワイス国際コンクール準優勝。99年マイユンゲン国立歌劇場首席ソプラノ歌手となり、ドイツ・デビューを果たす。
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アンドレア・べーカー (Mezzo soprano)
アメリカ生まれ。女流黒人歌手のトップ新人。ニュルンベルク歌劇場に在籍。ハノーヴァー歌劇場などドイツ各地のオペラハウスだけでなく、イギリス、アメリカでの客演が目立ち始めている。「傑出した新人」とその評価は高く、コンサート分野でも、「メサイア」、「第九」、「大地の歌」などを歌い、世界各地で活躍している。
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クラウス・シュナイダー (Tenor)
ケルン音大を卒業後、直ちにパリ・オペラ座デビューで注目を浴び、以後、カールスルーエ歌劇場専属として、特にモーツァルト、ワーグナーの主役に抜擢されてきた。客演としてバイエルン国立歌劇場などでも活躍。さらにオラトリオ歌手としての評価も非常に高く、欧米各地で出演依頼があいついでいる。
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ルドミル・クンチュウ (Bariton)
ソフィア国立歌劇場首席バリトン歌手として数々の成功を経て、マンハイム国立歌劇場で「ラインの黄金」のアルベリヒ、「サロメ」のヨハナーンほか看板バリトンとして賞賛を得た。巨匠フェルセンシュタイン演出による作品への出演や、今年11月にはデッサウオペラ来日曲目「さまよえるオランダ人」の主役をつとめる注目のバリトン歌手。
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バンベルク交響楽団合唱団 (Choir)
バンベルク交響楽団(歴代指揮者:ヨゼフ・カイルベルト、岩城広之、ホルスト・シュタイン)の合唱団は、ロルフ・ベックの監督のもと1983年に設立された。レパートリーは大変幅広く、世俗音楽、宗教音楽、アカペラ作品、ルネサンスから現代まで合唱と管弦楽のための作品を含んでいる。ドイツらしい迫力と正確なアンサンブルには定評があり、バンベルク響の定期公演ほか、プラハの春、ストラスブール・フェスティバル、リンツ国際ブルックナー・フェストなどの音楽祭をはじめ、世界各地に招かれている。今回が初来日。
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小林英之 (Organ)
東京芸術大学オルガン科・同大学院及び西ドイツ・フランクフルト音楽大学卒業。オルガンを、秋元道雄、廣野嗣雄、エドガー・クラップの各氏に師事。各地での独奏会のほか、NHK交響楽団・東京フィルハーモニー・名古屋フィルハーモニーなどのオーケストラでのオルガンの担当や、合唱団との共演などアンサンブルでの活躍も活発である。また、NHKテレビ「名曲アルバム」・FM放送「朝のバロック」等への出演も多い。上野学園大学助教授。東京芸術劇場オルガニスト。札幌コンサートホール、アドヴァイザー・オルガニスト。
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オーケストラ・アンサンブル金沢 (Orchestra)
日本初のプロフェッショナル室内管弦楽団として、世界レヴェルで活動を続けるオーケストラ・アンサンブル金沢は、すでに9年15回にわたっての名古屋定期公演を続けている。
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「オーケストラ・アンサンブル金沢 第17回名古屋定期公演」 2002年2月23日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール 指揮:ドミトリ・キタエンコ、クラリネット独奏:ヴェンツェル・フックス チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティアーナ」 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 ショスタコーヴィッチ:交響曲 第9番 |
●「オーケストラ・アンサンブル金沢 名古屋友の会」の会員も募集しています。 |