店村眞積&ヴィクトリア・ポストニコーワ

ヴィオラ&ピアノ デュオ・リサイタル

Mazumi Tanamura & Victoria Postnikova  Duo Recital
『雄大なるロシアの調べ』

2001年10月14日(日)15時

グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調
ロスラヴェッツ:ヴィオラ・ソナタ 第2番
ショスタコーヴィッチ:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147


スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)
【参加会費】一般 4,200、ペア 7,350、学生 2,100
     一部座席予約可(160席中約50席、学生除く)
※コーヒー・ブレイク(お茶のサービス)あり
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
出演者プロフィール

ヴィクトリア・ポストニコーワ

店村眞積

postnikova
 音楽一家に生まれ、わずか6歳でモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学を許された。18歳のときにモスクワ音楽院に入学、ヤコブ・フリエールに師事。
 1965年ショパン・コンクールに入賞。翌年のリーズ国際コンクールでは他のピアニストと準優勝を分け合ったが、「音楽的感性と成熟度から他の受賞者より優れている」という評も出た。その後、ロシア内外、特にイギリスを中心にした演奏活動に入った。
 日本には1972年のモスクワ放送交響楽団の初来日時に、ソリストとして同行したのが最初。この時の指揮者は、夫君のゲンナジ・ロジェストヴェンスキーだった。1969年に結婚した二人は、各地で共演を続け、読売日響にもしばしば来演、プロコフィエフの協奏曲第2番、第3番、べ一トーヴェンの協奏曲第1番などを弾いている。
 ヴァイオリンの巨匠ユーディ・メニューインは、レーザーディスクの中で自らの半生を語りながら、カラヤンやケンプに鋭いコメントをする一方、フィッシャー=ディスカウ、グールド、リヒテルらと並んで、ポストニコーワを称えている。バルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番を弾く場面を見せながら、「私はヴィクトリアが大好きだ」と前置きして「情熱的で力強い。彼女の演奏と音楽の間にも隔たりはない。手中に収めている。演奏を始めた途端に彼女もバルトークも私も一つになってしまう。驚きだ」と絶賛している。
 輝くばかりの音色、生き生きとした自在な演奏ぶりが定評のピアニストである。
 京都生まれ。6歳よりヴァイオリンを始め、東儀祐二、鷲見三郎、江藤俊哉の諸氏に師事。
 桐明学園を経て、1976年イタリアに渡り、イタリア弦楽四重奏団のヴィオラ奏者であったピエロ・ファルッリ氏に師事。その後、指揮者リッカルド・ムーテイ氏に認められ、フィレンツェ市立歌劇場オーケストラ(オーケストラ・デル・マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ)の首席ヴィオラ奏者となる。
店村眞積 1977年ジュネーヴ国際音楽コンクールヴイオラ部門第2位入賞。以後1984年に帰国するまで、ヨーロッパ各地でソリストおよび室内楽奏者としても活躍。フィエーゾレ音楽祭、ジュネーヴ音楽祭など多くの音楽祭にも招かれた。また、桐五重奏団とヨーロッパ・ツアーを行った。
 1984年5月帰国。6月より読売日本交響楽団にソロ・ヴィオリストとして入団。一方ソリストとして、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、パイヤール室内管弦楽団などと共演。また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、霧島、倉敷、大垣などの音楽祭の常連であり、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団のメンバーでもある。さらにカザルスホール「ヴィオラ・スペース」への出演など幅広い活躍を展開、CDも数多くリリースしている。また、桐明学園大学で後進にも力を注いでいる。
 2001年5月読売日響を退団し、6月よりNHK交響楽団ソロ・ヴィオリストに就任した。
 


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