アルテミス・カルテット

ARTEMIS QUARTET

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《ルンデの会5月例会》
2002年5月27日(月)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)


J. S. バッハ=モーツァルト:前奏曲とフーガ K.405 Nr.2, 4
クルターク:弦楽四重奏のための12のミクロリュード Op.13
バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番 Sz.85
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131


【参加会費】一般 \5,500、ペア \10,000(予約要す)、学生 \2,500
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
アルテミス・カルテット 最新ニュース
◎2001年6月2日 2001年「ドイツ音楽批評家賞」受賞
 弦楽四重奏団としてはじめて、アルテミス・カルテットはドイツ批評家協会の2001年音楽賞を受賞した。この賞は52年にわたり毎年授与されている。

◎2001年10月20日 映画「Strngs Attached」出演
 西ドイツ放送とイデアーレ・オーディエンスとの共同制作による、映画「String Attached」(ブルーノ・モンサンジョン監督=グレン・グールド、オイストラフ、リヒテルらをテーマとする映画で有名)にアルテミス・カルテットが主演。べ一トーヴェンの「大フーガ」作品133のリハーサルと演奏の模様が取り上げられている。2001年10月パリとケルンで公開された。

◎2001年11月 「ラインガウ音楽賞」受賞  ラインガウ音楽祭によって創設されたこの賞は8年目を迎えている。これまでの受賞者は、1994年フォルカー・ダヴィッド・キルヒナー(作曲家)、1995年アレクサンダー・L・リンガー(音楽学者)、1996年ギドン・クレーメル(ヴァイオリニスト)、1997年アンサンブル・ルシェルシェ、1998年細川俊夫(作曲家)、1999年タベア・ツィンマーマン(ヴィオリスト)、2000年ヘルムート・リリンクとシュトゥットガルト国際バッハアカデミー。

◎2001年11月24日 「金のディアパソン賞」受賞
 ジェルジ・リゲテイ弦楽四重奏曲集(ars musici AM1276-2)の最新録音により、フランス音楽誌の名門「Diapason」から贈られる「金のディアパソン」賞を受賞した。
アルテミス・カルテット プロフィール
ナターリア・プリシェペンコ(vn)
ハイメ・ミュラー(vn)
 ※第一ヴァイオリン交替制を採用
フオルカー・ヤコブセン(va)
エッカート・ルンゲ(vc)
 1989年、リューベック音楽大学の学生4人が“アルテミス・カルテット”という名の弦楽四重奏団を結成した。この輝かしい音楽家達が現在のかたちで活動するようになったのは、1994年以降のことである。
 この弦楽四重奏団は、リューベックでワルター・レヴィン(ラサール弦楽四重奏団の第1バイオリン奏者。同クヮルテットはルンデの例会には、1981年以後活動を停止するまでに3回来演している)に、ケルンではアルバンベルク四重奏団に師事している。また彼らは米国において、エマーソン弦楽四重奏団及びジュリアード弦楽四重奏団のマスタークラスでさらに大きな刺激を受けている。
art2 1995年のドイツ音楽コンクール(ボン)での受賞に続き、彼らは、弦楽四重奏団にとって最高峰の賞である二つの賞を受賞している。1996年に行われた第45回ミュンヘン国際音楽コンクール第1位と、1997年の“プレミオ・パオロ・ボルチアーニ”弦楽四重奏国際コンクール(イタリア)第1位がそれである。これら二つの賞を受賞した後、彼らはヨーロッパにおける音楽上の最重要都市においてデビューを果たし、米国国内を廻るコンサートツアーを行った。
 ミュンヘン、パリ、ミラノ、ローマ、また米国のいずれにおいても、アルテミス・カルテットは賞賛を博し、聴衆を圧倒した。彼らが有する演奏家個人としての技量とあふれ出る“クァルテットの精神”は、彼らの若さ、技巧そして異彩を放つ温かい音楽性と共に大勢の心を捉えた。
 大きな成功を手にしたにもかかわらず、アルテミス・カルテットはその演奏カの質的向上を第一義として意識的につとめている。1998年には、アルバンベルク四重奏団の高度かつ専門的な指導を通じて自らのレパートリーと音楽的学識をより充実させる為にウィーンヘ赴いた。また1999年3月、この若き音楽家達はベルリン科学アカデミーの招聘を受け、三ヶ月間の集中ワークショップに参加し、物理学者、作家、画家、歴史家、数学者など異なる領域の偉才らと様々な体験を交えることに全精力を傾けた。この期間、アルテミス・カルテットはこの経験に集中するため、コンサートの予定を一切入れていない。
 1999年の6月、ベルリンフィルハーモニーにおけるデビュー・コンサートで彼らは演奏活動を再開し、続く1999−2000年はコンセルトヘボウ(アムステルダム)、カーネギー・ホール(ニューヨーク)、ウィグモア・ホール(ロンドン)でのデビューコンサートをこなすという非常に多忙なシーズンとなった。
 アルテミス・カルテットの2000−2001年のシーズンは、ロンドン、ブリュッセル、イスタンブール.ザルツブルク音楽祭、そしてラインガウ音楽祭での演奏の他、米国、イタリア、フランスヘのコンサートツアーだった。
 弦楽四重奏団としての純粋な活動の他、アルテミス弦楽四重奏団は他の音楽家達との関わりも強い。例えば、ノルウエーの非凡なピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスと共にコンサートを行なっている。1999−2000年のWDRケルンによるコンサート・シリーズでは彼らは様々な室内管弦楽団に参加し、ザビーネ・マイヤー、ボリス・ペルガメンシコフ、マリア・フスマン、ピーターセン・クァルテット及ぴライプツィヒ弦楽四重奏団と共演した。2000年10月初めには、シャロン・カムとのコンサート・ツアーを、また同月末にはアルバンベルク弦楽四重奏団の低弦奏者〜トマス・カクシュカ(ヴィオラ)及びヴァレンティン・エルペン(チェロ)〜と共に六重奏プログラムによるコンサートツアーを、2001年1月にはソプラノ歌手ユリアーネ・パンセとのツアーが行っている。
 アルテミス・カルテットはドイツの放送界でも、そのキャリアの極めて早い時期からで認知されており、彼らのコンサートの多くをラジオ番組として制作してきた。1996年には、彼らはアルハンベルク四重奏団の招聘で、フィルムとして名高い“死とZ女”(EM1)の共同制作を行なっている。また、1997年以降、アルテミス弦楽四重奏団は、フライブルグミュージックフォーラム社との契約で録音活動を行なってきた。ツェムリンスキー、ウェーベルン、ウォルフの知られざる名曲でデモンストレーションCDを作成した後、彼らはモーツァルトのフルート四重奏曲のCD制作を行なっている。彼らにとって初めてのべートーヴェンのCDは弦楽四重奏曲作品第59の3及び作品132で、2000年春にリリースし、それに続いてリゲティの2つの弦楽四重奏曲のレコーディングを行った。
欧米各紙絶賛!!新世代カルテットのスーパースター 演奏評
アルテミス・カルテットによって浄められた夜
※ラインガウ音楽祭の「カルテット・プラス」演奏会シリーズに出演した新進のスター弦楽四重奏団は、リヒャルト・シュトラウスの「カプリッチョ」弦楽六重奏曲とシェーベルクの「浄められた夜」を、師であるアルバン・ベルク弦楽四重奏団のカクシュカとエルベン両氏と熱演した。
(「オーケストラ」誌11月号&フランクフルターアルゲマイネ新聞、2001年8月8日)

非の打ち所なき名演
※1989年に結成されたアルテミス・カルテット。熟練したアンサンブルのみが実現しうる格別なハーモニーが、明らかに感じられる演奏だった。
(マルクト新聞、2001年10月20日)

若手奏者が大活躍
※アルテミス・カルテットがいかに高いレベルの合奏能力に到達したかを端的に示したのが、バルトークの弦楽四重奏曲第3番だった。(中略)まるでガラスのような透明感溢れる演奏で、各パートの音が明瞭に響いていた。
(フランクルワルター・アルゲマイネ新聞、2001年10月6日)

アルテミス・カルテット ビーティヒハイムで演奏
※素晴らしいテクニックと多彩な表現力、そしてなんとも魅力的な舞台姿の四人は、今やひっぱりだこの人気者で、各地で大成功をおさめている。ビーティヒハイムで演奏されたプログラムは、様々な様式を織り交ぜた魅力的な構成で、極めて印象的な演奏会となった。
(ビーティヒハイム新聞、2001年10月2日)

アルテミス・カルテット モーツァルテウムで印象的な演奏
※招聘されたのはドイツ出身のアルテミス・カルテットだが、彼らは個性的なプログラム(ハイドン、ショスタコーヴィッチ、ヴェルディ)を、知的で驚くべきテクニック、力強い表現、豊かな音楽性で披露した。
(ザルツブルカー・ナツハリヒテン新聞、2001年8月16日)

シューベルティアーデ音楽祭で待望デビュー
※アルテミス・カルテットは音楽的コミュニケーションを大切にし、活き活きと情熱的、かつ柔軟な演奏で、緩楽章の静粛で親密な貴重なひとときも、余すことなく堪能させてくれた。
(ノイエ・フォアアルベルガー新聞、2001年6月23日)

感性豊かな音の構造美/シュロスハイム城でアルテミス・カルテットが名演
※四人の芸術家が作品の構造を十分把握していることが聴いてとれることからも、彼らの卓越した音楽的才能がうかがえた。それは、ハイドンの影響が残るべ一トーベンの初期の弦楽四重奏曲作品18−2でも、バルトークの演奏でも同じ印象だった。
(ドナウヴェルター新聞2001年7月3日)

ヒッチコック映画のようにスリリングな演奏
※アルテミス・カルテット、ヴィラ・ハイルマンで聴衆を魅了。
(マイン・ポスト新聞2001年7月3日)

的確に音の意味を捉えていく名演
※1989年にリューベックで結成されたこの弦楽四重奏団の守護聖人は神ゼウスの娘アルテミス。アポロンの双子の姉妹として音楽のミューズにも近い存在である狩りの女神は、決して的をはずさない。(中略)アルテミス・カルテットは、情熱と知性、若さ、勢い、そして賢く真剣な姿勢で、よく知られた曲にも新しい光をあてる。
(フランクフルター・アルゲマイネ新聞2001年4月7日)

べ一トーベンの多面性を隅々まで探求
※数々の賞を受賞したベルリンのアンサンブルがイッキングの学校で演奏。卓越した演奏能力と非の打ち所のないアンサンブルで、聴衆を魅了した。
(南ドイツ新聞2001年3月17・18日)

『アルテミスのように説得力と個性に満ちた弦楽四重奏団を耳にして、クラシック演奏会の将来性を疑う者がまだいるだろうか?』
(シカゴ・トリビューン新聞2001年2月11日)

『奇跡の音色』
(フォノ・フォールム誌2001年2月号、リゲテイ作曲弦楽四重奏曲の新録音評)

『大変興味深い作品、類まれなる素晴らしい演奏。』
(ディアパソン誌2001年7−8月号、リゲテイ作曲弦楽四重奏曲の新録音評)


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