プロ・アルテ・アンティクァ・プラハPRO ARTE ANTIQUA PRAHA《ルンデの会2月例会》 2002年2月1日(金)19:00(開場 18:30) スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16.-7) ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲(弦楽四重奏版) ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」(弦楽五重奏版) ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」(弦楽五重奏版) 【参加会費】一般 \5,000、ペア \9,000(予約要す、学生 \2,500 一部座席予約可(160席中約50席) 【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188 |
プロ・アルテ・アンティクァ・プラハ プロフィール |
ボフミル・コトゥメル(vn)プロ・アルテ・アンティクア・プラハは1984年ヤン・シモンにより結成された、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーより成る古楽器アンサンブルである。 このアンサンブルは1933年〜74に存在し、世界的にその名を知られたプロ・アルテ・アンティクアの伝統を継承している。この二つのアンサンブルの歴史には関連性がある。現アンサンブルの創設者ヤン・シモンの父(同名ヤン・シモン)が、旧アンサンブルでヴィオラ・ダ・ガンバを弾いていたのだった。 プロ・アルテ・アンティクァ・プラハのレパートリーの基盤は、ルネッサンス及びバロック音楽であるが、さらなる領域として、古典のはかり知れない宝庫にある数々の作品の解釈にも力を注いでいて、ベートーヴェンの作品についても、当時の楽器での演奏を試みている。そしてその交響曲(第1〜8番)を室内楽編曲版で聴くことが出来るのだ。因みに、これは、18世紀当時オーケストラによる演葵会が経費的に大変な事からよく行われていた手法で、一般的な家庭でも教養の証として、演奏する事が盛んであった。また、現在のクラシック音楽界では古楽器で演奏する曲は、バロックからバッハやハイドンあたりまでがその対象となっている様だが、1700年、1800年頃の古楽器を使用しているにも閲わらず1770年生まれであるベートーェンの演奏は、古楽器による演奏がほとんど無いというのが現状である。 プロ・アルテ・アンティクァ・プラハのメンバーが使用する楽器は、楽器自体は勿論、ガット弦や当時の弓(1700年から1800年頃のコピー〉の様式を再現していて、またチューニング(調律)も428ヘルツという当時のピッチに設定し(現在は442ヘルツが主流)、当時の楽譜に指定されたオリジナルのテンポで演奏することを基本としている。 今回の来日公演では、ベートーヴェンの交響曲がメインとなっている。 CDもチェコ内外から20枚以上を出しており、いずれも、聴き手からも専門家からも高い評価を受けている。 |