《ヴィオラの魅力を堪能させるフランスの巨匠》
ジェラール・コセ 無伴奏ヴィオラ・リサイタル

GERARD CAUSSE Viola Solo Recital

コセ
《ルンデの会10月例会》
2003年10月5日(日)15:00(開場 14:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)


J. S. バッハ:無伴奏組曲 第1番 ト長調 BWV.1007(原曲、チェロのために)
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.25-1
デュサパン:イン・ノミネ(J. S. バッハ没後250年にあたりコセに献呈)
J. S. バッハ:無伴奏パルティータ 第2番 ト短調 BWV.1004(原曲ニ短調、ヴァイオリンのために)


【参加会費】一般 5,000、ペア(予約) 9,000 一部座席予約可
      学生(自由席) 2,000
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
出演者 プロフィール

ジェラール・コセ(Gerard Causse, Viola)

 20世紀の偉大なヴィオラ奏者、ウィリアム・プリムローズ以来、ヴィオラに自由を取り戻し、独奏楽器として位置づけることに貢献したアーティストとして、多くの人が認める貴重な名手。その後登場した若手、例えばユーリ・バシュメット、タベア・ツィンマーマン、キム・カシュカシアンらに多大な影響を与えた。
 現代の優れた作曲家たちと協力してヴィオラのレパートリー拡充に果たした功績も大きい。もちろん、オーソドックスなレパートリーでも一流の指揮者、オーケストラと名演を重ねている。今回も、ベルリオーズ生誕200年を記念して名曲《イタリアのハロルド》を矢崎彦太郎指揮東京シティ・フィルと演奏するほか、各地でも公演を予定している。

 コセは1948年トゥールーズに生まれ、パリ音楽院に学ぶ。1962年ヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団の創設メンバーに加わるが、その後フリーとなり、ソロ、室内楽に活躍している。
 1976年にはブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランの創設メンバーに加わり、3年半活動。デュティーユの弦楽四重奏曲《夜はかくのごとく》をはじめ、現代をリードする作曲家たちを支え力付けてヴィオラのためのレパートリー拡充に努めた。
 レパートリーはモーツァルトからバルトーク、ブルッフ、ベルリオーズ、ストラヴィンスキー、ブリテン、マルティヌーに及ぶ。ソリストとしてクリヴィヌ、デュトワ、ナガノらの指揮で演奏すると同時に、得難い室内楽奏者としてヴァイオリンのクレーメル、デュメイ、シトコヴェツキー、スピヴァコフ、チェロのマイスキー、ピアノのピリス、デュシャーブルらと共演している。
 CDは、EMI、エラート、フィリップス、ドイツ・グラモフォンなどから35枚以上をリリース。最新盤はガーディナーの指揮による『ベルリオーズ:イタリアのハロルド』。
 使用楽器は1560年製ガスパロ・ダ・サロ。
 現在、マドリッドのソフィア王妃音楽学校教授を務める。


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