吉原すみれ 《響 8》 with 谷 篤
YOSHIHARA SUMIRE  Percussion Recital  with  TANI ATSUSHI

吉原すみれ
《ルンデの会11月例会》
2003年11月24日(月・祝)15:00(開場 14:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)


今井重幸:シギリヤ・ヒターナ
F. ジェフスキー:To the earth
松村禎三:ヴィブラフォンのために―三橋鷹女の俳句によせて―
高橋悠治:骨のうたう〜竹内浩三の詩による
林 光:「駈け込み訴え」(太宰治/原作 山元清多/台本)

※谷篤(bar)は、高橋悠治、林光作品で共演

【参加会費】一般 4,500、ペア(要予約)8,000、学生 2,000
      一部座席予約可(160席中約50席、学生除く)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
出演者 プロフィール

吉原すみれ

 東京生まれ。幼少の頃より、工藤昭二のマリンバのレッスンを受ける。高校入学時より、打楽器を小宅勇輔に師事。東京芸術大学に入学し、打楽器一般を有賀誠門、マリンバを高橋美智子に師事。
 1972年東京芸術大学大学院在学中に、ジュネーヴ国際コンクール打楽器部門で優勝、同時に各部門のグランプリであるプリ・アメリカン賞も受ける。以後、ヨーロッパ、日本を中心にソロ活動を続ける。
 1977年ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位。ソロレコードがRCAより全世界に発売される。
 1979年より85年までカメラータ・レーベルにて5枚のソロ・アルバム(吉原すみれ・打楽器の世界1−5)を制作。1980年サントリー音楽賞受賞。アルバム「吉原すみれ・打楽器の世界1」において芸術祭優秀賞受賞。
 アンサンブル・ヴァン・ドリアン、トライアングル・ミュージック・ツアーなどアンサンブル活動も行い、アンサンブル・ヴァン・ドリアン団員として1983年中島健蔵賞受賞。1986年立花隆の制作録音によるCD「とぎれた闇」を発表。1986年−93年CBSソニーで4枚のソロCDと1枚のデュオCD(笛の藤舎推峰との「デュエル」)を制作。
 1991・97年ミュンヘン国際コンクール、1992年ジュネーヴ国際コンクール、審査員。1993年ニューヨークにてミュージック・フロム・ジャパン公演。97年「打楽器通信」、2002年「打楽器通信2」(フォンテック)CDリリース。
 2002年第20回中島健蔵音楽賞優秀賞を受賞。「アンサンブル・タケミツ」メンバー。
 1999年より武蔵野音楽大学非常勤講師。
 ルンデの会例会には1983年を皮切りにすでに13回来演(下記)、常に意欲的なプログラミングと独特の緊迫感あふれる演奏で聴衆を魅了し続けている。

谷 篤(たに・あつし バリトン)

   1960年三重県生まれ。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程修了。日・仏・独・伊・露の古典から現代までの歌曲を広くレパートリーとし歌曲演奏者として活動。
谷 篤 90年MUSIC TODAY' 90、林光:「苦行1974」を歌う。91年東京の夏音楽祭、江戸時代日本初上演のオペレッタ「二人の猟師と牛乳売りの娘」初演に出演、日本語台本翻訳担当。93〜95年相模原グリーンホール「二十世紀の古典」全5回出演、C. ドビュッシー、D. ショスタコーヴィチ他、20世紀の歌曲を歌う。94年パルテノン多摩「コクトーの夕べ」、J. コクトーの詩に作曲されたフランス六人組の歌曲を歌う。95年北九州響ホール「柴田南雄/50年の軌跡」、柴田南雄:「パイドロス」(バリトン〜カウンターテナーのための作品)を歌う。この公演は好評を博し、97年同ホールフェスティバルにて再演。97年プレイアード五重奏団リサイタル、林光:「エピタフ」を初演。NHK・FMにて放送。同年東京都現代美術館「ポンピドー・コレクション展開催記念コンサート」、E. サティー、F. プーランクの歌曲を歌う。98年北九州響ホール、寺嶋陸也作曲「タバコの害について」(A. チェーホフ原作)を自らの演出により初演。99年オペラ「鏡の森の物語」(林光作曲)に出演。壬申の乱に取材した作品で、オオトモの皇子を演じる。
 99年よりソロリサイタルシリーズ「歌の行方」を企画、主宰。第1回・柴田南雄に捧ぐ〜柴田南雄の作品を特集。吉川和夫:「かなしい遠景」を委嘱初演。01年、第2回・歌と打楽器のための作品を特集。林光:「駈込み訴え」、大阪洋史:「月に吠える」、吉川和夫:「魔法のことば Ver.2」を委嘱初演。1989年より二重唱作品の委嘱初演を中心としたコンサート「うみたてたまごうた」を企画、主宰。林光作曲「龍と詩人」(宮澤賢治原作)他、全8作品を委嘱初演。自主公演に加え、渋谷ジァン・ジァン、埼玉近代美術館、世田谷文学館、他にて様々な企画コンサートに出演。96年CD「よだかの星」をリリース。87〜99年オペラシアターこんにゃく座の活動に参加、「セロ弾きのゴーシュ」「金色夜叉」他に客演。「セロ弾きのゴーシュ」CD録音に参加
。  語り手として、ピアノと語り手のためのメロドラマ、R. シュトラウス:「イノック・アーデン」を翻訳、渋谷ジァン・ジァン他にて公演。01年ストラヴィンスキー:「兵士の物語」を一人語り用に翻訳、世田谷パブリックシアターにて公演。99年NHKラジオ第2放送にて「武満徹エッセイ集 全11回」を朗読。01年8月再放送。
 東京芸術大学非常勤講師。

吉原すみれ ルンデの会例会来演記録
1983年 7月 《響》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1984年 5月 沢井一恵 〜 漂う島 〜 吉原すみれ
1985年11月 《響 2》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1986年 7月 打楽器の饗宴1 吉原すみれ/山口恭範/種谷睦子
1986年12月 打楽器の饗宴2 『東西の笛と打楽器の調和』
  吉原すみれ/種谷睦子/藤舎推峰(笛)/村田四郎(fl)
1987年 4月 打楽器の饗宴3 『他人さまから見た打楽器』
  吉原すみれ/山口恭範/種谷睦子/中谷満/小栗まち絵(vn)/木村茉莉(hp)
1988年 5月 《響 3》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1989年 4月 吉原すみれ VS 数住岸子 〜 高橋悠治作品集
《ルンデ開館記念日特別例会》
1990年 7月 《響 4》〜 吉原すみれ、打楽器の世界 【共演】中谷満(perc)
1991年12月 吉原すみれ VS 数住岸子 Part 2
1993年10月 《響 5》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1996年 5月 《響 6》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
2001年 4月 《響 7》〜 クセナキスを偲んで 【共演】小川真由子(perc)

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