漆原朝子 & 漆原啓子 デュオ・リサイタル
Urushihara Asako & Keiko 〜 Violin Duo Recital

《ルンデの会8月例会》
2003年8月9日(土)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)

漆原姉妹
漆原朝子    漆原啓子

 ルクレール:二つのヴァイオリンのためのソナタ集 第3番 Op.3-3
武満 徹:「揺れる鏡の夜明け」
イベール:二つの間奏曲*
シュポーア:二重奏曲 Op.67-3
モシュコフスキ:二つのヴァイオリンとピアノのための組曲* Op.71

【共演】津田裕也*(pf)

【参加会費】一般 4,500、ペア 8,000、学生 2,000
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

漆原朝子 プロフィール

 83年第2回日本国際音楽コンクールにおいて最年少で優勝、併せて日本人作品最優秀演奏賞を受賞。85年、東京芸大に入学。翌年、文化庁芸術家在外研修員としてジュリアード音楽院に留学。第4回アリオン賞(87年)、モービル音楽賞奨励賞(90年)等を受賞。
 88年、ニューヨークでリサイタル・デビューを行い、ニューヨーク・タイムズ紙で高く評価され、翌年のケネディ・センターでのリサイタルでは、ワシントン・ポスト紙に「恐るべき才能」と絶賛された。89年マルボロ音楽祭で、ルドルフ・ゼルキンと共演。その後、エサ=ペッカ・サロネン、H.シュタイン、J.フルネ、I.ビエロフラーヴェク、H.ツェンダー等の指揮で、ボルティモア響、ハンガリー国立響、プラハ放送響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、モスクワ国立響、南西ドイツ放響等、欧米そして日本の各オーケストラと度々協演を重ねる。リサイタル・ツアーも数多く、92年にはムジークフェラインでウィーン・デビュー。95年ドイツのシュヴェツィンゲン音楽祭、97年ベルリン/ビエンナーレ音楽祭、98年ザルツブルク音楽祭やスペインのポレンツァ音楽祭等に出演する。その後もベルリン/コンツェルトハウスでのオーケストラとの協演(99年)、パリ/ロワイヤモン音楽祭(99年)、ルツェルン音楽祭(2000年)等に出演するなど、ますます活躍の場を広げている。
 CD録音も既に7枚を数え、01年11月にはバルトーク他20世紀ハンガリーのヴァイオリン音楽のCDをリリース、高い評価を得ている。
 95年よりドイツに活動の拠点を移し、内面性を追求した演奏に一層の深みを加え、その充実した演奏ぶりと今後の活動について、各方面より大きな期待が寄せられている。

漆原啓子 プロフィール

 1981年、東京芸術大学付属高校在学中、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて、最年少18歳で日本人初の優勝と六つの副賞を受賞し、翌年、東京芸術大学人学と同時に本格的演奏活動を開始。これまでにポーランド各地での演奏旅行、TV出演、「プラハの春」国際音楽祭に出演のほか、日本フィルヨーロッパ公演のソリスト、ドイツ各地への演奏旅行、大坂センチュリー響のアジア・ツアーのソリストとして各国を廻り好評を得る。
 また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ピエロフラーヴェク、F.ライトナー等の指揮で、モスクワ・ヴィルトーゾ室内オーケストラ、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、サンクトペテルブルグ響等との共演に加え、日本国内でも各オーケストラと共演、リサイタル活動のほか室内楽でも非凡な才能を見せ、86年民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞した「ハレー・ストリング・クァルテット」では第一ヴァイオリンをつとめ、日本のみならず国外でも高い評価を得ている。
 最近では、99年、ウィーン放送響(H.シフ指揮)、フランス国立トゥールーズ室内管と共演、2001年デビュー20周年を記念して、ピアニストの清水和音とデュオ・リサイタルを行い、また、02年にはサンクトペテルブルクにおいてサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団とチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲を演奏して絶賛を博す。CDも数多く発売され、現在、東京芸大、国立音大で後進の指導にも当たっている。
 彼女の常に安定した高水準の演奏は、音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。
 
 
 

【共演】津田裕也 プロフィール

 1982年仙台市生まれ。第42回全東北ピアノ・コンクール第1位、文部大臣奨励賞受賞。
 2001年、第70回日本音楽コンクール第3位入賞。2002年3月、ソロ・リサイタル。
 同年、第7回宮崎国際音楽祭においてウラディミール・アシュケナージ氏の公開レッスン受講。
 現在、東京芸術大学ピアノ科在学中。これまでに、角野裕、渋谷るり子両氏に師事。


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