ロナルド・ブラウティガム ピアノ・リサイタル
|
ロナルド・ブラウティガム プロフィール |
ロナルド・プラウティガムは1954年アムステルダムに生まれた。そしてスウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事した。その後イギリスでジョン・ビンガム、アメリカではレドルフ・ゼルキンのもとで研鎖を積んだ。1984年には「オランダ音楽賞」を受賞した。
その後は世界各地のオーケストラ、例えばロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、モントリオール交響楽団、オスロ・フィルハーモニー交響楽団、ヒューストン交響楽団、ヨハネスプルク・ナショナル交響楽団、イギリス室内管弦楽団、名古屋・大阪・札幌の各地交響楽団、マドリッド・ミュンヘン・ライプツィヒ・フランクフルトの各地放送管弦楽団などと共演した。その際の指揮者はベルナルト・ハイティンク、リッカルド・シャイー、エド・デ・ヴァールト、イヴァン・フィッシャー、シャルル・デュトワ、サイモン・ラトルなどの各氏であった。 現代楽器による演奏のほかに、フォルテピアノを使用する演奏にも熱意を燃やして取り組んできたため、彼のもとにはその奏者としての出演依頼が次から次へと寄せられるようになった。この分野で共演したのは、フランス・プリュッヘン、サー・ロジャー・ノリントン、クリストファー・ホグウッド、フィリップ・ヘレヴェッヘの諸氏を指揮者とする、18世紀オーケストラ、ジ・エイジ・オブ・インライトンメント管弦楽団、ハノーヴァー・バンド、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団などである。 1995年にスウェーデンのレコード会社BISと長期契約を結んでから、今日までに26枚のCDをリリースしたが、その主なものは次の通りである。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲集・2枚、フォルテピアノによるモーツァルトのピアノ・ソナタと変奏曲集・10枚、その他初期のものとしてハイドンのピアノ・ソナタ、協奏曲、三重奏曲集などがある。なおDECCAレーベルによるレコーディングとしては、リッカルド・シャイーが指揮した、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演で、ショスタコーヴィチ、ヒンデミット、フランク・マルタンの各ピアノ協奏曲がある。 最近の10年はイザベル・ファン・クーレンと組んでデュオ・リサイタルを開いているが、このコンビで世界各地のコンサートも続けている。その演奏は7種類のレーベルでリリ一スされている。 来たるシーズンのスケジュールでは、次のオーケストラとの共演が予定されている。ニュルンペルク交響楽団、ベルリン新室内管弦楽団、スタヴァンガー交響楽団(ノルウェー)、スコットランド室内管弦楽団、ハレ管弦楽団、デンマーク国立放送管弦楽団、マレーシアフィルハーモニー管弦楽団、フランス・プリュッヘンが指揮する18世紀オーケストラなどである。 夏の数ヶ月は、スイス、デンマーク、ドイツ、イギリスの各地で開催される音楽祭を定期的に訪問している。(2003年9月) |