タスミン・リトル 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
Tasmin Little  Violin Solo Recital

リトル
《ルンデの会2月例会》
2004年2月1日(日)15:00(開場 14:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16-7)

「タスミン・リトルは確実に現在の最も優れた演奏家と肩を並べるにいたった」(ストラッド誌)

バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004


【参加会費】一般 5,500、ペア 10,000、学生 2,000
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
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タスミン・リトル プロフィール
 タスミン・リトルは世界を代表するヴァイオリニストの一人としてますます評価が高まっている。ロンドン生れのリトルは、ユーディー・メニューイン・スクール、ギルドホール音楽大学に学び、さらにカナダのローラン・フェニヴに師事して研鑽を積んだ。リトルはこれまでニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ベルリン響、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、ストックホルム・フィルなどメジャー・オーケストラと共演を重ね、指揮者もマズア、ラトル、アシュケナージ、ヤルヴィ、スラトキン、ガッティ、ロジェストヴェンスキー,尾高、大野、マッケラス、メニューイン、アンドリュー・デーヴィス、ロジャー・ノリントンらと共演してきた。
 リトルの協奏曲レパートリーはすでに50曲に達するが、近年、特に新曲の世界初演を数多く手がけており、新レパートリーの女王と評されている。たとえば、ドミニック・マルダウニー、デヴィッド・アール、ロバート・サックストン、ポール・ベーカーらの協奏曲の初演、2001年にはBBCプロムスでスチュワート・マクレイのヴァイオリン協奏曲を初演している。2000年バーミンガム市響とのツアーではサイモン・ラトルの指揮でリゲティの協奏曲を演奏し各紙から絶賛を浴びた(「堂々たるソリスト。リトルは曲全体を完全にコントロールしていた。」タイムズ紙)。リトルはこの後サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルとの共演で、定期演奏会、2003年ザルツブルク音楽祭、ロンドンのプロムス、アメリカ・ツアーに招聘されている。2003年3月にはウィーン・ムジークフェラインザールでブリテンの協奏曲(大野和士指揮ウィーン放送響)を演奏。また次の2シーズンには、ワルシャワ・フィル(カルロヴィッツの協奏曲)、ミネソタ管(ニコラス・モーの協奏曲)、香港フィルなど国際的なスケジュールが組まれている。
 室内楽演奏家としてもリトルは常に積極的な活動を繰り広げており、ピアス・レーン、マーティン・ロスコー、ウエイン・マーシャル、ポール・ワトキンズらとパリ・シャトレ劇場、シティ・オヴ・ロンドン音楽祭、ハロゲート音楽祭などでリサイタルやアンサンブルを披露している。2002/03年のシーズンには、エディンバラ・クイーンズ・ホール、リーズ国際シリーズ、ダブリン・ナショナル・コンサート・ホールに登場している。
 優れたディーリアス演奏家として知られるリトルは(「タスミン・リトルのディーリアス探求にかける意気込みは恐るべし」グラモフォン誌)、ディーリアスのドキュメンタリーをBBCテレビ「作品」シリ−ズ用に制作したほか、ディーリアス協会から「ヴァイオリン協奏曲」についての論文を出版している。ピアス・レーンと共演したディーリアス「ヴァイオリン・ソナタ集」はBMGレコードに録音され,権威ある「ディアパゾン金賞」、「月間作品賞」を獲得しさらに1998年グラモフォン賞にノミネートされた。
 リトルの録音には、ブルッフ、ブラームス、シベリウス、ドヴォルザーク、ラロ、ウオルトン、ヴォーン・ウィリアムズ「ロマンス/あげひばり」など19のレコーディングがあるが、新作や忘れ去られた作品の録音に力を注ぎ、アヴロ・ペルト、ドホナーニ、ルッブラ、ロバート・サックストン、ジョージ・ロイドらの作品を録音してきた。最も新しい録音はフィンジ:ヴァイオリン協奏曲の初演で、今年シャンドスからリリースされ、批評家から絶賛を浴びた(「これこそリトルならではのレパートリー」BBCミュージック・マガジン)。
 リトルの演奏楽器は、1757年製のガダニーニと王立音楽アカデミーから貸与された「リージェント」ストラディヴァリウスである。リトルは自分のウェブサイトをもち、レコーディングの詳細、最新の演奏会情報、そのほかの一般情報など定期的にアップデートしている。


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