アンティゴーニ・ゴーニ ギター・リサイタル
ANTIGONI GONI  Guitar Recital


1995年度アメリカGFA国際ギター・コンクール優勝

ゴーニ
 ギリシャ出身、次代を担う大型新人として期待されるアンティゴーニ・ゴーニは、GFA国際ギター・コンクールに於いて最高位を獲得しました。これは、同じギリシャ出身のエレーナ・ババンドリュー(マリア・カラス国際、ガルニャーノ国際、アレッサンドリア国際の三コンクール優勝)を抑えての優勝で、話題を独占、次いで65回にものぼる驚異の北米ツアーをこなしました。
 話題のギタリスト村治佳織によって明るいイメージへと変貌をとげつつある日本のクラシックギター界へ、満を持してのゴーニの初来日です!
《ルンデの会2月例会》
2000年2月17日(木)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)

タレガ:“ラグリマ(涙)”、“華麗なる練習曲”、“マリエータ”、“アルハンブラ宮殿の思い出”
ブローウェル:組曲『黒いデカメロン』より                    
   “戦士のハープ”、“こだまの谷を逃げて行く恋人たち”、“恋する乙女のバラード”
ドメニコーニ:コユンババ Op.19
ロドリーゴ:祈りと踊り(ファリャを讚えて)
バリオス=マンゴレ:“クエカ”、“ヴィダリータ”、“マシーシャ”、“ペピータ”、“森に夢みる”
アルベニス:“セヴィーリャ”Op.47−3、“マショルカ島”Op.202、“アストゥリアス”Op.47−5

【参加会費】一般 \4,200、ペア \7,350、学生 \2,100
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

アンティゴーニ・ゴーニ プロフィール
ゴーニ アンティゴーニ・ゴーニはアテネ国立音楽院でエヴァンゲロス・アッシマコプーロスに学び、後に英国王立音楽院でジョン・ミルズとジュリン・ブリームに師事、さらにジュリアード音楽院のシャロン・イスピンのもとで研鑽を積み、同音楽院で博士号を取得、同音楽院管弦楽団とも共演している。
 『アメリカ・サウンドボード』誌は、「アンティゴーニ・ゴーニはあらゆるものを持っている。美しい音、絶妙なフレージング、ダイナミック・レンジ、魅惑的なステージマナ−」と最大級の賛辞を以て評している。
 1994年1月、カーネギーホール・デビューを飾り、翌95年、《第1回モスクワ=サンクト・ペテルブルグ国際ギター・フェスティヴァル》に西側を代表する四人の演奏家の一人として招かれた。また同年11月、モスクワのボリショイ劇場で、ギタリストとしてはアンドレス・セゴビア以来となる公演を行っている。同年、アメリカGFA国際ギター・コンクールに優勝、引き続き65回のコンサートを含む北米ツアーを行い、ナクソス・レーベルとのCD契約が結ばれた。
 ナクソス・レーベルからリリースされたゴーニのデビューCDは、ロドリーゴ、ブローウェル、ドメニコーニ、バリオス、モンポウなど20世紀の様々な作品で構成されている。今後、同レーベルからはジョン・ウィリアム・ドゥアルテの作品集、アグスティン・バリオスの作品集に2枚のCDがリリースされる予定。
 一方、放送録音も数多く、これまでに国営ギリシャ放送、バイエルン放送、ニューヨークの複数の放送局にも出演している。  1998年6月にアテネのメガロホン・ホールでカメラータ室内管弦楽団とロドリーゴの“アランフェス協奏曲”、ヴィヴァルディの“ギター協奏曲 ニ長調”を演奏、同年7月には、クリストファー・パークニングのワークショップにゲストとして招かれている。
 現在はジュリアード音楽院のプレ・カレッジでギター科の主任を務め、また英国王立音楽院からも招かれている。欧米で広く活躍しているゴーニの、今回は初来日である。コンサートは武蔵野市文化財団主催及びルンデ主催の二公演のみ。貴重な機会である。


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