若杉 弘
《モーツァルト:レクイエム》

オーケストラ・アンサンブル金沢
第13回名古屋定期公演

若杉 弘
【日時】 2000年1月28日(金) 開演19:00(開場18:15)
【会場】 愛知県芸術劇場コンサートホール
【指揮】 若杉 弘
【独唱】 平松英子(sop)、 菅有実子(m.sop)、 五郎部俊朗(ten)、 小鉄和広(bs)
【合唱】 名古屋混声合唱団 (指揮:高須道夫)合唱団ノース・エコー (指揮:長谷順二)
【主催】 朝日新聞社、〔財)石川県音楽文化振興事業団
【企画・制作】 スタジオ・ルンデ  【協賛】 レンゴー株式会社
【全指定席】S:\5,000/A:\4,000/B:¥3,000/学生(当日指定):¥2,000



【チケット予約・お問合わせ・マネージメント】ルンデ TEL:052−203−4188
【プログラム】
 ハイドン:交響曲 第39番 ト短調 /
 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
 オーケストラ・アンサンブル金沢第13回名古屋定期公演は、我が国が世界に誇る指揮者の一人、 若杉弘が客演します。
 この注目すべきコンサートのプログラムに、若杉はハイドンとモーツァルトを選びました。
 モーツァルトでは、ソリストたちに中堅実力派が顔を揃え、合唱には地元名古屋で堅実な活動を続ける二つの混声合唱団=名古屋混声合唱団合唱団ノース・エコー=が起用されています。

 日本初のプロフェッショナル室内管弦楽団として、世界レヴェルで活動を続ける オーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演は、およそ音楽愛好家にとって聴き逃すことができません。
【出演者のプロフィール】
若杉 弘(HIROSHI WAKASUGI)指揮
 東京芸術大学指揮科に学び、卒業と同時にNHK交響楽団指揮研究員となる。以後着実に頭角を現し、読売日本交響楽団常任指揮者を振り出しに、ドイツ・ケルン放送交響楽団主席指揮者、同ライン・ドイツオペラ音楽総監督、同ドレスデン国立歌劇場及びシュターツカペレ常任指揮者、スイス・チューリヒ・トーンハレ協会芸術総監督・同管弦楽団主席指揮者等を歴任、さらに東京都交響楽団音楽監督・主席指揮者を経て、現在NHK交響楽団正指揮者。また新設の滋賀県立芸術劇場(びわ湖ホール)芸術監督としても活躍している。
 芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞、朝日賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞、N響有馬賞ほか受賞多数。
 日本芸術院会員。
平松英子(EIKO HIRAMATSU)ソプラノ
平松  東京都出身。東京芸大、同大学院オペラ科修了。ドイツ政府給費留学生(DAAD)として渡独。ミュンヘン音大マイスタークラス修了。東敦子、H. ブラシュケ、H. M. シュナイトに師事。
 ベルリン・テアターデイヴェステンス、ホーフ劇場、T. ファルガ音楽祭、シュレスヴィック・ホルシュタイン音楽祭、ミュンヒナービエンナーレ他に出演。「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「天地創造」、「四季」、「エリアス」等主に宗教曲で、M. リボヴチェク、H. プライ、ミュンヒナーバッハ合唱団他と共演。「魔弾の射手」エンヒェン、「フィガロの結婚」スザンナ、「ドン・ジョバンニ」ツェルリーナ、「魔笛」パミーナ、「オルフェオとエウリディーチェ」エウリディーチェ等出演。92年ジローオペラ新人賞受賞。加古隆CD「予感」録音参加。ライヴノーツより「四つの愛のマドリガル」、「オラトリオ・天地創造」がリリースされている。
 現在、フェリス女学院大、東京芸大勤務。
菅 有実子(YUMIKO KAN)メッツォ・ソプラノ
菅  東京芸大、同大学院修了。第62回日本音楽コンクール声楽オペラ・アリオ部門第2位入賞。第26回日伊声楽コンコルソ入選。第1回日本声楽コンクール入選並びに田中路子賞受賞。毛利準、朝倉蒼生の諸氏に師事。二期会会員。
 二期会公演「ラインの黄金」フロスヒルデ、「ワルキューレ」ヴァルトラウテ、「フィガロの結婚」ケルビーノ、「珠玉のドイツオペラ」(演奏会形式)に「ばらの騎士」オクタヴィアンで出演。同役で95年NHKニューイヤー・オペラコンサートに出演。その他、「カルメン」タイトルロール、「アルジェのイタリア女」イザベラ、「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベラ等に出演。1998年5月には新国立劇場「魔笛」で侍女IIIをつとめた後、7月には二期会公演「フィガロの結婚」ケルビーノ、12月には新国立劇場・二期会共催公演「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼルと続けてズボン役を演じ、はつらつとした演技と歌唱で期待に応えている。
 また東京フィル・オペラコンチェルタンテシリーズ「ウエストサイドストーリー」、「アルジェのイタリア女」、「アドリアーナ・ルグヴルール」、「ムツェンスクのマクベス夫人」、第50回芸術祭大賞受賞「ヒンデミット/3部作」に出演。都響定期「エレクトラ」に出演。
 コンサートの分野では、92年に日本演奏連盟のオーディションにより、デビューリサイタルを東京文化会館小ホールにて開催。ベートーヴェン「第九」、マーラー「交響曲第8番」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、バッハ「クリスマスオラトリオ」、「ミサ曲ロ短調」、「マタイ受難曲」など多くの宗教作品のソリストとして、新日本フィル、読響などのオーケストラと共演。
五郎部俊朗(TOSHIRO GOROBE)テノール
五郎部  北海道教育大学卒業。リア・グアリーニ、カルロ・カメリーニ、五十嵐喜芳、伊藤亘行、町井幸子、萩原尚文の各氏に師事。1986年渡伊、同年ベニアミーノ・ジーリ国際声楽コンクールで第3位に入賞したのをはじめ、1987年ヴィニヤス、1988年第3回マリア・カラスコンクール入選、第20回トーティ・ダル・モンテ国際声楽コンクールで第1位、1989年第35回トゥールーズ国際声楽コンクールで第2位、第5回マリオ・デル・モナコおよび第8回ヴィルヴィエの各コンクールで第3位。1990年第9回チャイコフスキー・コンクールの声楽部門でバッハ優秀賞受賞。1992年ジョアッキーノ・ロッシーニ生誕200年記念国際オペラコンコルソ入賞。
 1988年トレヴィーゾ市立劇場でのロッシーニ「ラ・チェネレントラ」のドン・ラミーロでオペラデビュー後、コルトーナ市立劇場でのロッシーニ「セヴィリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵、ロヴィーゴでの「ラ・チェネレントラ」、ビストイアでの「ファウスト」などのオペラに出演。また、イタリア各地でコンサート活動を行ない、ミラノでは日本歌曲のジョイント・リサイタル開催。
 1990年秋に帰国し、11月に藤原歌劇団「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオで日本でのオペラ・デビューを飾り、1991年2月には「ラ・チェネレントラ」のドン・ラミーロで絶賛を博した。続いて、7月の「夢遊病の女」のエルヴィーノでも成功を収めた。また、スイスのビール市立劇場での「ドン・ジョヴァンニ」、「魔笛」などヨーロッパでも演奏活動を続けている。1991年9月には「ワールド・オヴ・モーツァルト」、1992年7月に第8回〈東京の夏〉音楽祭オープニング・オペラ、ロッシーニ「成り行き泥棒」のアルベルト伯爵に出演。1993年2月には藤原歌劇団「セヴィリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵で絶賛を博した。1994年3月には東京室内歌劇場「アルジェのイタリア女」、1995年9月には藤原歌劇団千葉公演「愛の妙薬」ネモリーノ役に出演し、同役は文化庁青少年芸術劇場、広島公演でも歌っている。1996年10月には約200年ぶりに上演されたガルッピ作曲「登用のイタリア女」(日本初演)に主演した。
 特にロッシーニやモーツァルト、ベッリーニなどを得意とし、その他にも、オーケストラと「第九」、「メサイア」、「カルミナ・ブラーナ」、「レクイエム」(モーツァルト、ヴェルディ)などでも多数出演し、リサイタル、コンサート(藤原歌劇団テノールの競演など)に出演。1992、93年NHKニューイヤーオペラコンサート出演。また、シューベルト「冬の旅」(松本隆現代語訳)、「イタリア歌曲集」のレコーディング、「日本のうた」のCDも発売されている。今秋には新国立劇場・藤原歌劇団共催公演「セヴィリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵に出演、高評を博す。
 1985年「音楽現代」優秀賞受賞。第19回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。 藤原歌劇団団員。
小鉄和広(KAZUHIRO KOTETSU)バス
小鉄  東京芸大、同大学院修了。東京文化会館オーディション合格。二期会オペラスタジオ第30期修了。平成5年文化庁芸術インターシップ研修員。
1993年第24回イタリア声楽コンコルソのシエナ部門において優勝し、シエナ大賞を受賞。1994年第10回ヴィオッティ・ヴァルセジア国際音楽コンクール入賞。
1988年より、ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学。また、94年よりシエナ大賞の賞金で再度渡伊、研鑽を積む。
「フィガロの結婚」のバルトロ、「ドン・ジョヴァンニ」のレポレロとマゼット、「魔笛」のザラストロと弁者などをはじめ、「春琴抄」、「トスカ」、「リゴレット」、「蝶々夫人」、「夕鶴」など数々のオペラに出演している。
1994年の二期会公演「フィデリオ」では急遽ロッコを歌って好演し、続く「トロヴァトーレ」のフェルランドでも好評を博した。
1995年文化庁芸術祭第50回記念公演、一柳慧作曲「モモ」のカシオペアを演じる。1996年若杉弘指揮新星日響、同年続けてデュトワ指揮N響の「火刑台上のジャンヌ・ダルク」に出演。1998年2月には愛知県文化振興事業団主催「ルイード・ミラー」にワルター伯爵役で出演。7月には二期会公演「フィガロの結婚」バルトロ役をつとめ、9月にも新国立劇場・二期会共催公演「アラベッラ」にラモラル伯役で出演するなど、貴重なバスとして第一線での活躍が続く。
コンサートでも「第九」をはじめ、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、ベルリオーズ「キリストの幼時」などの独唱者としても活躍している。 二期会会員。
0名古屋混声合唱団 名古屋混声合唱団

 1993年創団。
 優れた国内外の現代作品を演奏することを主な活動方針とし、特に日本人の作品については、他があまり取り上げない作品(難曲であることが多い)を積極的にレパートリーとして取り上げ、これまでに5回の演奏会などで演奏、好評を博している。
 1996年には、電気文化会館ザ・コンサートホールにて、同会館10周年記念行事のひとつとして出演し、故・武満徹ほかの作品を取り上げた。また、1997年には、長野県の合唱祭にも参加、演奏している。
 1998年より全日本合唱コンクール(朝日新聞社主催)に出場し、2年目となる1999年大会では中部支部大会にて金賞を受賞し、初めて全国大会への出場を果たし銀賞を獲得した。
合唱団ノース・エコー 合唱団ノース・エコー

 1984年創団。自主コンサート“コーラス・コレクション”(これまでに9回実施)を軸に名古屋を中心に活動している。全日本合唱コンクール(朝日新聞社主催)には創団年より毎年参加、近年では94、96、97年と中部支部大会において金賞を受賞して全国大会へ出場、また名フィル「第九」公演などにも出演している。
 1999年には創団15周年を記念し、日本を代表する合唱団のひとつ「合唱団京都エコー」とのジョイント・コンサートを名古屋で開催し、好評を博した。近年は特に北欧の現代作品を積極的に取り上げ、オーケストラ・アンサンブル金沢/東京混声合唱団専任指揮者である大谷研二氏を客演指揮に招き演奏するなど、いずれも高い評価を得ている。 オーケストラ・アンサンブル金沢名古屋定期公演での共演は、今回で4度目となる。
 スタジオ・ルンデへのご予約は、良い席をお選びいただけます。もちろんチケット郵送サービスを行います。お電話ください。TEL 052−203−4188(毎日10時〜18時)
 
 なお、 「オーケストラ・アンサンブル金沢 第14回名古屋定期公演は、 岩城宏之の指揮、戸田弥生のヴァイオリンで“ベートーヴェン:交響曲 第5番『運命』”、“メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲”ほか。
2000年9月14日(木)19時 愛知県芸術劇場コンサートホールです。

 ● 「オーケストラ・アンサンブル金沢 名古屋友の会」の会員も募集しています。

up.gif  ページのトップへ   
前のページへ ピッポのトップへ