●ヤン・ギュンス(バスクラリネット) プロフィール

1951年 ベルギー、アントワープに生まれる。アントワープ王立音楽院でクラリネットをワルター・ブイケンスに師事。アントワープのフレミッシュ・オペラを経てフレミッシュ・ラジオ・オーケストラのソロ・バスクラリネット奏者となり現在に至る。
ベルギー内外の作曲家により彼のために多くの作品が書かれており、Wilfried Westerlinckが1985年に書いた無伴奏ソロ曲“Look ! a Bass Clarinet in my garden”はベルギーのオーケストラの入団試験
の課題曲となっている。
室内楽ではGemini Ensemble(バスクラとマリンバ )、Trio Classicum(バセットホルン・トリオ )のメンバーとして活動する他 Arriaga Quartet、Dutch Wind Ensemble、Prometheus Ensemble等と共演、ベルギー内外の音楽祭に度々客演している。
2000年9月にはMoscow Chamber Soloists等との共演でバスクラリネットのオリジナル作品を集めたCD、同時に現代ベルギーを代表する作曲家の1人W. Westerlinckが彼のために書いた作品を集めたCDが発表される。
現在アントワープ王立音楽院バスクラリネット科教授として教鞭を取る傍ら、ベネルクス3国、ハンガリー、フランス、スペイン、南米および日本でマスタークラスや夏期講座を持つ。ヤン・ギュンス監修のバス・クラリネット、バセットホルンのための楽譜コレクションがベルギーのメトロポリス音楽出版から出ており、ヤン・ギュンスのために書かれた作品、彼自身が編曲した曲等が収められ好評である。
ルンデの会例会には、「ジェミニ・アンサンブル」などで過去三回出演している。