ルンデあしながクラブ推薦コンサート '99
《大阪文化祭参加》

吉田 文 オルガン・リサイタル

コンサートに寄せるコメントプログラム・ノート 新着掲載(10月9日)

PROGRAM DETAILS PROGRAM NOTES PROFILE/AYA PROFILE/HILMI

1999年10月19日(火)19時
いずみホール
JR「大阪城公園」下車
入場料:2,000円(当日18時より座席券と引き換え)
【後援】
トルコ共和国大使館
ルンデあしながクラブ
いずみホール
【提供】
トルコ航空
【マネージメント】
エラート音楽事務所  075−751−0617

大阪公演


【プログラム】
ジャンヌ・ドメッシュー:復活節の答唱
ヤン・ネルダ:アレグロ(ハ調のホルンとオルガンの為の“協奏曲 変ホ長調”より)
ニコラ・ドゥ・グリニー:讃歌“聖霊来たりて”
スタンリー・ワイナー:幻想曲(ホルンとオルガンのための)
ジャンヌ・ドメッシュー:テ・デウム
ケリー・ターナー: 'Twas a dark and stormy night ....
ジャン・フランセィ:カルメル組曲
カール・リュッティ:牧歌的組曲(アルプホルンとオルガンのための)
セザール・フランク:コラール ロ短調
ガストン・リテーズ:トリプティック(ホルンとオルガンのための)
【共演】
トゥルガイ・ヒルミ(ホルン/アルプホルン)

 いずみホールは三度目の出演となるオルガニスト「吉田 文」は、今年5月、愛知県芸術劇場コンサートホールで自らプロデュースして「オルガンの国のアリス」公演(主催:名古屋テレビ放送)を行い、子供から大人までの幅広い層に、オルガンとオルガン音楽の素晴らしさをアピールしました。
 この秋は、トルコ出身で現在はドイツを根城に国際的に活躍しているホルン奏者「トゥルガイ・ヒルミ」を共演者に、オルガン音楽の新しい魅力を紹介します。この大阪公演のあと、長崎、名古屋、東京でも演奏しますが、このツアー最大のポイントは、4カ所の公演で、それぞれのオルガンに適した4通りのプログラムを用意していることです。いずみホールのオルガンをターゲットとしたプログラミングについてのメッセージも、ぜひお読みください。
 また東京公演の前日11月2日には、カザルスホールの「ランチタイム・コンサート」にも出演、極めて個性的なこのホールのオルガンの真価を明らかにします。

【この後のコンサート・スケジュール】
 長崎公演: 10月23日(土)19時 西町カトリック教会
 名古屋公演:10月30日(土)18時30分 カトリック南山教会
 東京公演: 11月3日(水・祝)15時 聖イグナチオ教会

【大阪公演チケット扱い】

いずみホールチケットセンター
チケットぴあ
チケット・セゾン
エラート音楽事務所

06−6944−1188
06−6363−9999
06−6232−9090
075−751−0617

「ルンデあしながクラブ」では全公演のチケットを取り扱います 052−233−0655

【プログラムに寄せて:吉田 文】

 「いずみホール」のオルガン(ケーニッヒ社製)は、オールラウンドなオルガンが多い日本のコンサートホールには珍しい、フランスの特徴的な楽器です。そこでこのオルガンの特徴が映えるプログラムとして、当然のことながらフランスのオルガン音楽を中心として選曲しました。特にグリニーが演奏出来る楽器は日本でも珍しいと思います。ジャンヌ・ドメッシューは、私が数年前から課題としている女性の作曲家です。ヨーロッパでも(不当に)忘れられてしまったようですが、素晴らしいオルガニストでもありました。ダイナミックな音楽の中にも繊細な表現があり、モダンな音楽の言葉を使用しながらオルガン音楽を堪能させてくれる曲を遺しており、是非知られて欲しいと思っています。
 後半の、フランセィ“カルメル会組曲”は、聴いていてユーモラスで楽しい曲をと、そしてフランクはフランス・オルガン音楽二度目の基礎を築いた重要な作曲家として、プログラムに組みました。
 共演にホルンを選んだのは、前々からどうしても「いずみホールのオルガン」で弾きたいと思っていたガストン・リテーズの“トリプティク”がフレンチホルンとオルガンの為のものだったからです。そして演奏されることが稀な、オルガンとホルンのデュエットのレパートリーの中から選んだ、アルプホルンやハ調のホルンなど様々なホルンとオルガンとの響きも、お聴き頂きたく思います。

共演者プロフィール
 トルコ共和国北キプロス出身。
 1979年よりドイツに在住。アンカラ音楽大学、ニュルンベルク音楽学校を卒業後、シュトゥットガルト国立音楽大学のソリストクラスを卒業。ニュルンベルク交響楽団、ニュルンベルク・オペラハウスの首席ホルン奏者を経て、現在はフリーとして活動。ドイツ各地の交響楽団等との共演・客演が頻繁。年に100回以上のコンサートをこなし、ヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、日本にも演奏旅行を行ない、また多くのテレビ、ラジオ出演、レコーディングにも携わる。
 カイザーブルク金管五重奏のメンバー、エアランゲン=ニュルンベルク大学教育学部の講師を勤めるほか、多くのワークショップや講習会の講師、指揮者としても活躍。
 1992年よりドイツに於けるトルコ共和国北キプロスの大使館員文化部長として、国際的なコンサート、フェスティヴァルのプロデュースも手掛けている。
トゥルガイ・ヒルミ
TURGAY HILMI (horn)

トゥルガイ・ヒルミ

頁のトップへ戻る       前の頁へ