溝入敬三&塩谷牧子 デュオ・コンサート

溝入・塩谷
《ルンデの会9月例会》
『コントラバス密室鑑賞事件』
1999年 9月27日(月)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)
【出演】 溝入敬三(コントラバス)、塩谷牧子(ギター)
【参加会費】一般 \4,200、ペア \7,350、学生 \2,100
       ルンデの会会員 3,150円
      一部座席予約可(160席中約50席。学生除く)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第一番 BWV.1007
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第5番
ピアソラ:タンゴの歴史 より
武満徹版ビートルズ:イェスタデイ
ドゥラックマン:ヴァレンタイン
   ほか
※九月例会はコントラバスとギターという、ちょっと風変わりな組合せでお楽しみいただきましょう。コントラバスによるルンデの会例会としては、バウマン&シュトゥール(1982)、河原泰則(1986、88、89、92)以来となります。

 コントラバスの溝入敬三は、クラシックと現代の音楽をレパートリーの中心に置き、その精力的な活動振りは「コントラバスに禁じ手なし」と呼ばしめています。これまでに一柳慧、、松平頼暁、池辺晋一郎らによって多くの曲が彼のために書かれました。
 1990年ダルムシュタット国際音楽研究所よりクラニッヒ・シュタイナー音楽賞を受け、94年のアヴィニヨン国際コントラバス・フェスティヴァルには日本代表として招待されています。95年には文化庁芸術家在外研修員としてカリフォルニア大学サンディエゴ校に学び、米国、メキシコで演奏、96年帰国しました。
 98年の東京オペラシティ主催リサイタル・シリーズ《from Bach to Contemporary》に出演、また、作曲の分野では、90年に日本現代音楽協会より作曲新人賞を受け、その後も多くの作品を発表するなど、多彩な活動を行なっています。

 ギターの塩谷牧子は、4歳からギターを始めています。
 1974年ベルギ−に渡り、77年ブリュッセル王立音楽院に入学、2年後首席で卒業し一旦帰国しました。80年第5回学生ギターコンクールジュニア部門第一位、81年日本ギタリスト協会第12回新人賞を最高得点で受賞して、その存在をアピール。83年、NHK洋楽オ−ディションに合格ヨーロッパに戻り、パリ国立高等音楽院に入学、研鑽を積む傍らコンサート活動を行い、85年には「Plirie de la Guitare」国際コンクールの室内楽部門で第2位を得ました。
 87年からはパリ近郊のカミユ・サン=サーンス音楽アカデミーの講師を務め、88年パリ国立高等音楽院を一等賞を得て卒業、89年パリでリサイタルを行なって帰国、本格的に日本での演奏活動を開始しました。以来、新曲の初演や、「幻想曲を弾く夕べ」「上林裕子とパガニーニ」「パリに魅せられた作曲家たち」「19世紀の音楽」等々、数多くの室内楽演奏会やリサイタルを行なっています。

 この二人は、1999年7月から、正式にデュオとして活動を開始しました。名人芸と音楽に対する深い愛情と‥‥楽しいコンサート作りの精力的な実践が、大きく期待されています。