小山実稚恵 ピアノ・リサイタル『ロマンへのさすらい旅』 |
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 ショパン:夜想曲 変ニ長調 Op.72-2 ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 シューベルト:幻想曲 ハ長調 Op.15/D.760 「さすらい人幻想曲」 |
ピアニスト 小山実稚恵 |
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プロフィール
1982年チャイコフスキー、1985年ショパン国際の二大国際コンクールに入賞し、その後も人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして目覚しい活躍を続けている。オーケストラとの協演では、古典から近現代にわたる約50曲の幅広いレパートリーを持つ。 海外オーケストラとの協演も多く、これまでに、ロイヤル・フィル、BBC響、セント・マーティン・アカデミー管、イギリス室内管、ロッテルダム・フィル、ベルリン響、モントリオール響、モスクワ放響、ワルシャワ・フィル、ベルリン・フィル・ヴィルトゥオーゾ、等があげられる。また、へルベルト・ブロムシュテット、オットマール・スイットナー、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ウォルフガング・サヴァリッシュ、アレクサンドル・ドミトリエフ、ジャン・フルネ、サー・ネヴィル・マリナー、ホルスト・シュタイン、シャルル・デュトワ、ウラディーミル・フェドセーエフなど、世界の第一線で活躍する指揮者との共演を重ね、日本のオーケストラの海外ツアーにもソリストとして度々同行している。 シリーズ企画にも積極的に取り組み、2002年から04年はスクリャービン、ラフマニノフのソナタ全曲他を全7回、2001年から05年はブラームスの室内楽を全5回にわたり、それぞれ行っている。 また近年は室内楽の分野にも意欲的に目を向け、ピアノのマリア・ジョアン・ピリス、ヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイ、チェロのマリオ・ブルネロなどとも共演している。 1986年第12回ショパン協会賞を受賞し、チェコのショパン・フェスティバルに招待される。1990年モスクワ音楽院大ホールにてリサイタル。1991年ロイヤル・フェスティバルホールにおけるロイヤル・フィルとの協演でロンドン・デビュー。1994年にはモスクワで第10回チヤイコフスキー国際コンクールの審査員をつとめた。2004年6月のフェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団との共演では、ロシアの抒情を見事に表現した名演を披露した。同年12月にはロン・ティボーコンクールの審査員をつとめた。 レコーディングも活発に行い、最新盤「スクリヤービン:ピアノ・ソナタ全集」(3枚組。ピアノソナタ全10曲、24の前奏曲、詩曲他)はレコード芸術誌特選盤に選ばれ、各方面で話題を呼んでいる。 |
ルンデの小山実稚恵
◎日本を代表するピアニストとして、確固たる地位を築き上げてきた小山実稚恵が、満を持して発表した自主企画『J. S. バッハ没後250年シリーズ 全四回』は1999年秋10月から2001年4月にかけてルンデの会例会でも大きな反響をを巻き起こしました。 中でも、第2回(2000年4月)の「平均律第1巻」、第3回(2000年10月)の「平均律第2巻」では、彼女自身の発想による曲順の大胆な再編成を行い、この偉大な作品に全く新しい光を当てることに成功しました。 2001年9月は『時空を超えて バッハ〜ラフマニノフを結ぶ 点と線』というタイトルで。バッハからラフマニノフに至る各時代様式の変化を俯瞰する、意欲的なプログラムで、極めつけの「半音階……」や、ラフマニノフの改訂以前の版による「ソナタ第2番」などが並ぶそれは、バッハでルンデにお目見えした小山実稚恵の新たな側面を伺うことができました。 そして2003年2月から2004年3月にかけては、スクリャービンとラフマニノフのソナタ全曲ほかを取り上げる壮大なプランからの4回のシリーズを行いました。 なお、2001年9月以降のコンサートについての聴衆の反応が《コンサート・レビュー・サイト》に収録されています(下欄リンクからご覧になれます)。 小山実稚恵 ルンデ来演記録 【バッハ・シリーズ】 第1回:1999年10月24日(日) 『バッハ・プログラム』 第2回:2000年 4月 9日(日) 『平均律第一巻 全曲』 第3回:2000年10月 8日(日) 『平均律第二巻 全曲』 第4回:2001年 4月15日(日) 『ゴールドベルク変奏曲』 『 時空を超えて』:2001年9月9日(日) 【スクリャービンとラフマニノフ】 第1回:2003年 2月 2日(日) 第2回:2003年 7月 5日(土) 第3回:2003年12月 6日(土) 第4回:2004年 3月13日(土) |